ポンピドゥーセンターは、首都のトップスポットのひとつです。ボーブール地区の中心にあるこの巨大な色とりどりのパイプは、1977年以来、芸術愛好家を魅了し続けています。現在では、ヨーロッパを 代表する 近現代美術のコレクションを 誇り、定期的に意外な角度の展覧会や話題の回顧展で、あらゆる世代のパリジャンを驚かせて います。
しかし、数年の間、パリジャンたちはこの象徴的な美術館とその豊富なコレクションを奪われることになる。2021年の初め、この有名な美術館が3年間の作業のために閉館することを知りました。当時の文化大臣であったロゼリーヌ・バシュロは、ル・フィガロの仲間にこのプロジェクトを発表しました。
当初、ポンピドゥー・センターは2023年末に閉鎖され、2027年初頭にオープンすると発表されました。そして2021年10月21日(木)、同館の新会長ローラン・ル・ボンが、現代アートセンターの工事を予定より遅く開始することを決定しました。ポンピドゥー・センターは、スポーツイベントに魅了された世界中の観光客が首都の文化的ハイライトも楽しめるように、 パリ・オリンピックの後、2024年の秋に閉鎖されることになったのです。
AFP通信が伝えたリマ・アブドゥル・マラク文化大臣の発表によると、ポンピドゥー・センターは2025年末に閉鎖される予定です。そして、2030年には、パリの人々がこの有名な美術館に戻ることができるようになる予定です。
この数年間、 ポンピドゥー・センターは完全に閉鎖されることになります。なぜ、このような選択をしたのか。なぜなら、2億ユーロとも言われるこのプロジェクトは、費用も期間も少なくて済むからです。もし、美術館を一部開館したまま工事を行った場合、総工費は2億2600万ユーロになったでしょう。この改修工事では、この文化の巨塔を近代化するだけでなく、建物からアスベストを完全に除去する予定です。学際的な視点」を提供することを目的とした新しい展示スペースや、新しい青少年スペースが設けられる予定です。また、図書館も拡張されるはずです。
さあ、残された限られた時間で、ポンピドゥー・センターの展覧会を鑑賞し、このパリの現代美術の殿堂を何度も訪れてみてはいかがでしょうか。