文学界で最も待ち望まれているイベントのひとつ、アングレーム国際漫画祭が1月末に開催される。これを記念して、パリの6駅とヴェルサイユ・シャンティエの駅を含む約30のフランスの駅が、今年の偉大な文学とグラフィックの成功を祝うために、その通路に儚く、見たこともないような展示を設置している。その中には、昨年売れた本の4冊に1冊を占めたマンガも多数含まれている。また、コミックの2冊に1冊がマンガであることも注目に値する!
2024年1月末まで、モンパルナス駅では24番線ホームに松本直也の『KAIJU N°8』が、リヨン駅では外壁の一角に甲本初のマンガ『 Mashle』が飾られる。この文学ジャンルにとどまらず、パリ・オーステルリッツ駅ではミロ・マナラ(Glénat)の「Le nom de la rose」、パリ・ベルシー駅ではコミックシリーズ「Bergères guerrières」、パリ・サン・ラザール駅の地下通路ではリアド・サトゥーフの「L'arabe du futur」のXXL限定画像を見ることができる。
パリ・サン=ラザール駅では、レコール・デ・ロワジールとの提携による絵本シリーズ「Mémoires de la forêt」など、子供たちのための展覧会も開催されている。2024年パリ・オリンピックまであと数ヶ月と迫った今、アートとスポーツを組み合わせた2つの展覧会がパリの駅構内で開催されている。ロレンツォ・マトッティの作品は、パリ北駅とパリ・ベルシー駅の壁面をオリンピックカラーで彩り、モンパルナス駅ではスタートラインに焦点を当てる!