2024年6月18日から9月29日まで、ヴェルサイユ宮殿のオランジュリーが、エヴァ・ジョスパンの傑作「Chambre de soie」のための緑豊かな舞台へと姿を変える。このテキスタイルとクチュールの展覧会は、来場者を記念碑的な刺繍作品の中に誘い、この場所の堂々たる建築と印象的な対話を織り成す。
ローマのコロンナ宮殿にある刺繍の間とヴァージニア・ウルフの小説『自分の部屋』にインスピレーションを得たエヴァ・ジョスパンは、 350平方メートル、長さ105メートルの刺繍作品に挑戦した。まさに偉業である!ムンバイのChanakya工房とChanakya工芸学校の職人たちとの共同制作で、アーティストのドローイングの線に由来する糸の1本1本が、シルク、コットン、ジュートの400色以上の綛を通して物語を紡いでいる。19世紀のパノラマを彷彿とさせるこのインスタレーションは、すでに2021-2022年秋冬シーズンのディオール・オートクチュールのショーで披露されていた。
パリの国立高等美術学校を卒業したエヴァ・ジョスパンは、森と建築の風景の構成を専門とする。彼女の作品は世界各地で展示され、現在はヴェルサイユ宮殿のオランジュリーの壁一面に飾られ、宮殿の庭園の壮麗さに匹敵する作品を生み出している。直線的に設置された "Chambre de soie "は、来場者をこの記念碑的な刺繍の中心へと誘う。
壮大なオランジュリーを背景に、エヴァ・ジョスパンの記念碑的刺繍が昇華する。スケールとテーマの錬金術が、ヴェルサイユのクチュール庭園を芸術的に散策するよう誘う。
開催日および開催時間
から 2024年6月18日 へ 2024年9月29日
所在地
ヴェルサイユ宮殿のオランジェリー
Route de Saint-Cyr
78000 Versailles
アクセス
RER C - ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ(12分) LINE L - ヴェルサイユ・リヴ・ドロワット(20分)
公式サイト
www.chateauversailles.fr