日本文化を愛する人たちへ!この秋から冬にかけて、パリ日本文化会館は新しい展覧会を通して、東京の都市と社会の変貌に私たちを没入させます。2024年11月6日から2025年2月1日まで開催されるこのパリ日本文化会館の新しい企画展は、1923年の関東大震災の後、復興を遂げた日本の首都の発展の歴史に光を当てることを目的としています。
東京、近代都市の誕生」と 題されたこの展覧会では、江戸東京博物館が所蔵する作品の中から、主に1920年代から1930年代にかけての作品を中心に約100点が展示される。震災前の東京」、「関東大震災」、「東京の復興」、「近代東京とそこに生きる人々」という4つのテーマに沿って、ポスター、写真、着物、地図、装飾品などとともに近代版画作品を展示する。
第一部では、このジャンルの巨匠の一人である小林清親 (1847-1915)の版画や、関東大震災以前の大正時代(1912-1926)の作品を鑑賞することができる。川瀬巴水の崇高な木版画も何点かある。最高級の歌舞伎を描いた山村紅花の版画は、特に目を引く。
展覧会の第2部では、写真、資料、絵葉書、さまざまなオブジェによって、震災が東京の街にもたらした悲惨な結果を紹介する。震災後、国内外の多くの芸術家たちが東京を訪れ、火災と破壊によって荒廃した首都の風景をさまざまな方法で描いた。平塚運一による、東京地震後の廃墟の風景を浮き彫りにした非常に素晴らしい2点の木版画も展示されている。
インスタレーションの第3部は、 首都の再建に焦点を当てたものである。1925年の山手循環鉄道の開通、1932年の35区への市街地拡大などである。川瀬巴水の版画とともに、復興の証である絵葉書や、今和次郎の『新・大東京案内』も展示されている。
最後となる第4部では、日本の都市における消費文化の出現について考察する。選ばれた版画は、ナイトライフやスポーツの表現が特徴で、例えば野球の登場がある。この豊かなインスタレーションには、自立した現代女性の呼称である「モダンガール」も登場する。
日本文化会館による この新しい企画展は、日本の首都に新たな風を吹き込む。また、首都15区にある日本文化会館では、江戸東京博物館のコレクションの中から、近代版画芸術を代表する作品約100点(最新作は1959年)を公開する機会でもある。木版画と日本文化の愛好家を喜ばせる展覧会である!
開催日および開催時間
から 2024年11月6日 へ 2025年2月1日
所在地
日本文化の家
101B Quai Branly
75015 Paris 15
料金表
Tarif réduit : €3
Plein tarif : €5
公式サイト
www.mcjp.fr