モノのエコロジー:パリ日本文化会館での新しい展覧会

発行元 Caroline de Sortiraparis · 写真: Caroline de Sortiraparis · 掲載日 2024年11月21日午後06時25
環境アートがパリの日本文化会館に自らを誘う。2025年4月30日から7月26日まで開催される「モノのエコロジー」展では、1970年から現在に至るまで、エコロジー問題に取り組んできたさまざまな世代の日本人アーティストの作品が展示される。

土門拳大工の芸術、1923年の関東大震災後の東京の変貌に捧げられた展覧会の後、パリの日本文化会館は環境芸術に目を向けている。2025年の春から夏にかけて、日本文化会館は「モノのエコロジー」 展を開催する。1970年から現代までの日本のアーティストとその環境について

2025年4月30日から7月26日まで開催されるこのインスタレーションは、サンテティエンヌ現代美術館とFrac Sud - Cité de l'art contemporainとのコラボレーションによってデザインされた。アイデアは?1960年代後半に日本で生まれた芸術的実践と、現在の環境問題に取り組む現代アーティストの実践とのつながりを、新たに読み解くこと。

モノ派(L'école des choses)やフルクサス運動の先駆的な作品の数々を、過去にさかのぼって(再)発見するチャンスだ。

特に1968年から1976年にかけて活動した日本の「もの派」 芸術運動は、石、ガラス、綿、スポンジ、木といった天然素材と工業素材の出会いを探求した 。この芸術運動に関連したアーティストの中には、生の素材を使った作品で知られる高山登や 菅木志雄がいる。一方、梅沢英樹佐藤晃一吉村弘は、音という媒体を好んで使い、音楽的で視覚的な風景を表現した。

第二のフルクサス 運動は、1960年代にアメリカで契機が生まれ、その後ヨーロッパや日本で発展した。視覚芸術、音楽、文学を組み合わせたものである。日本人アーティストのオノ・ヨーコは塩見三恵子や 斎藤貴子と同様に、この芸術運動の出現に大きな役割を果たした。これらのアーティストたちはすでに、私たちの生活環境の社会的・生態学的側面に注意深く目を向けていた。

Visuels musée et monument - Maison de la Culture du JaponVisuels musée et monument - Maison de la Culture du JaponVisuels musée et monument - Maison de la Culture du JaponVisuels musée et monument - Maison de la Culture du Japon

日本文化会館は、この「モノのエコロジー」展を通して、社会が変化する中でモノに対するある種のエコロジーを選択したアーティストたちの特異性を浮き彫りにすることも目的としている。

日本文化会館でのこの新しい展覧会をご覧になりたい方は、2025年4月30日から7月26日までご来館ください!

実用的な情報

開催日および開催時間
から 2025年4月30日 へ 2025年7月26日

× 営業時間の目安:営業時間の確認は施設にお問い合わせください。

    所在地

    101B Quai Branly
    75015 Paris 15

    ルートプランナー

    公式サイト
    www.mcjp.fr

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