写実的な絵を愛するすべての人にお知らせします!この春から夏にかけて、パリの日本文化会館は 土門拳(1909-1990)の作品を発見する美しい旅を提供しています。土門拳、日本のリアリズムの巨匠」と題されたこの無料展覧会は、酒田市に生まれ、20世紀を代表する日本の写真家である土門拳のフランスでの初公開となります。
1930年代から1970年代にかけて撮影された100点あまりの写真が展示されます。写真家としてのキャリアをスタートさせた頃のフォトジャーナリズムへのアプローチから、感動的な広島の写真、ストリートチルドレンや著名人の印象的なポートレート、古寺や仏教彫刻への傾倒まで、土門拳の作品の全容を知ることができる機会になっています。
今回、パリで初めて開催される土門拳の大規模な展覧会で、日本文化会館は、いくつかの報告書の中から、「広島」(1958年)と「筑豊の子供 たち」(1960年)という深い感銘を与える2つのシリーズの写真を選び、展示しました。前者は死者ではなく生者であり、後者は南日本の鉱山村の貧困を証言している。
また、土門拳に捧げる初の大規模なインスタレーションでは、「ポートレート 」シリーズが公開され、さまざまな背景を持つ人物(三島、谷崎、藤田、岡本太郎、亀倉雄策、小津安二郎、三船敏郎...)の顔を発見することができます。
最後に、日本文化会館では、写真家が制作した最も長いシリーズである「古寺巡礼」を展示しています。土門拳は、1939年から亡くなるまで何度も日本全国を旅して、これらの聖地を不滅のものとしました。モノクロ、カラーを問わず、非常に美的感覚にあふれたこれらの写真は、この作家の最も個人的な作品とされています。
この美しい写真を鑑賞し、 土門拳のリアルな写真から日本の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
開催日および開催時間
から 2023年4月26日 へ 2023年7月13日
所在地
日本文化の家
101B Quai Branly
75015 Paris 15
料金表
無料
公式サイト
www.mcjp.fr
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火曜日~土曜日、11時~19時 展示室(2階)