プルーヌ・ヌーリがパリで新しい個展を開催する。この機会に、フランスのビジュアルアーティストは再び テンプロンのギャラリーを占拠し、「Vénus」と題された彼女の最新プロジェクトを初公開する。2025年1月11日から3月1日まで、グルニエ・サン・ラザール通りにあるパリのギャラリーで開催される芸術的イベント。
2019年、そして2021年にもギャラリーを訪れたプルーヌ・ヌーリが、再びギャルリー・テンプロンを訪れ、粘土で作られた女性の彫刻を披露する。これらの女性の胸像のアイデアは、プルーヌ・ヌリーとガーダ・ハテムの出会いから始まった。産婦人科医である彼女は、サン・ドニのMaison des femmes(暴力被害女性のための支援センター)の創設者でもある。
センターで開催されたさまざまなワークショップ(識字、演劇、ダンスなど)で、プルーヌ・ヌリーは8人の女性に出会った。彼女たちは、アーティストが粘土で先史時代のヴィーナス風の胸像を作るために、ヌードのポーズをとることに同意した。
それぞれの肖像画は、人間の大きさか小さなサイズで制作され、粘土の皮で覆われたブロンズで成形・鋳造されるか、テラコッタで焼成される。この新しいプロジェクトは、粘土の象徴性を通して社会における女性の地位と結びついた、作家が過去に手がけた作品の足跡をたどるものである。テラコッタの娘たち」(2011-2031年)、「メーテル・アース」(2020-2023年)、「彫像もまた呼吸する」(2022年)などである。
この展覧会は、グラン・パリ・エクスプレスのために建築家・隈研吾氏と共同でデザインした作品「Les Vénus dionysiennes」のコミッションとも呼応している。この作品は2026年にサン・ドニ-プレイエル駅に展示される。昨年6月に行われた14号線の延伸開業式で、アーティストはこの108体の「ディオニュソス」を8体披露し、間もなく駅のアトリウムを飾ることになる。写真はプルーヌ・ヌリーのソーシャルネットワークで見ることができる。
2025年1月11日から3月1日まで、ギャラリー・テンプロンは、土のようなパティナ(古色)を帯びた小さなブロンズ像8点と、170cmのヴィーナスの原型を展示する。来場者は、この未来の常設作品「Les Vénus dionysiennes」の記念碑的なスケールを自分の目で確かめることができる、
さらに、サン・ドニのGrandPalaisRmn造型工房の30点以上の型が、ギャラリー地下のインスタレーションで展示される。最後に、ヴァンサン・ロルカが監督した、アーティストとモデルの関係を辿るドキュメンタリー映画もギャルリー・テンプロンで上映される。
開催日および開催時間
から 2025年1月11日 へ 2025年3月1日
所在地
ギャルリー・テンプロン-サン・ラザール通り
28 Rue du Grenier-Saint-Lazare
75003 Paris 3
アクセス
ランビュトー(11番線)
料金表
無料
公式サイト
www.templon.com