経済危機、社会的暴力、戦争、自然災害、伝染病、気候変動...。毎日、悪いニュースは増え続け、ニュースを追う人々の士気と自信に重くのしかかる。時間が経つにつれて、否定的なことが当たり前の新しい「普通」が出現するように思われる。
2024年11月7日から2025年2月8日まで韓国文化院で開催される新しい展覧会で、さまざまな国の5人の現代アーティストがこの発展を探求する。
無料の展覧会「Ordinary World 」では、この世界的な混沌の感覚に疑問を投げかけ、分析し、戯れる作品やインスタレーションが多数展示される。アーティストたちは、コビド19のパンデミック以降に報告されたさまざまな世界的災害からインスピレーションを受け、こうしたトラウマ的な出来事がいかに常態化しているかを観察してきた。
社会の目印や枠組みは変化し、人々はこの危険な環境に適応しなければならなくなっている。韓国文化院のアーティストたちは、アートを通してこのような生き方の限界を探り、新しい社会における アートの位置づけを問うている。絵画、写真、音楽は、このような大災害を克服し、理解し、受け入れる助けとなるのだろうか。
個人的な体験や証言から、世代を超えた普遍的なテーマまで、アーティストたちはそれぞれの方法で、アートが世界や社会との関係に与える影響を表現している。ある国から別の国へ、共通のテーマ、補完的な対話、ユニークな証言があり、世界はどのように変化しているのか、私たち一人ひとりがその中でどのような位置を占めているのか、来場者に明確なイメージを与える。
韓国文化院の無料展示はこの冬必見だ。
開催日および開催時間
から 2024年11月7日 へ 2025年2月8日
所在地
韓国文化院
20 Rue la Boétie
75008 Paris 8
アクセス
地下鉄9・13号線「ミロメスニル」駅
料金表
無料
公式サイト
www.coree-culture.org