1913年の開館以来、シャンゼリゼ劇場 は、パリの文化シーンを象徴する建物のひとつとして確固たる地位を築いてきました。モンテーニュ通りに位置するこの劇場は、その豊富な芸術プログラムだけでなく、前衛的な建築でも際立っている。
建築家アンリ・ヴァン・ド・ヴェルデが設計し、オーギュスト・ペレが建設したこの劇場は、フランスで初めて鉄筋コンクリートのみで建設された建物のひとつであり、当時の建築の真骨頂である。アール・デコ調の純粋なフォルムと繊細な装飾が施されたデザインは、すぐに目を引き、中に入ってその素晴らしさを発見するよう静かに誘います。
シャンゼリゼ劇場の内部は、文化と芸術の殿堂である。1913年に上演されたイーゴリ・ストラヴィンスキーの有名な「春の祭典」をはじめ、多くの世界初演に立ち会ってきた。
モーリス・ドニによるフレスコ画で飾られた大ホールは、最大1900人を収容できる親密な空間である。どの席からも舞台が一望でき、臨場感あふれる舞台をお楽しみいただけます。コメディーや スタジオなどの他のホールでは、より親密なパフォーマンスやコンテンポラリーな作品を上演し、この劇場の文化的なサービスを完成させている。
テアトル・デ・シャンゼリゼはパリの文化史に深く根ざしていますが、現代の観客のニーズに合わせて進化を続けています。完璧な音響を保証するために最新の設備が導入され、劇場が世界中のアーティストや 音楽愛好家の出会いの場であり続けるための絶え間ない努力が続けられている。
クラシック音楽の愛好家、バレエの熱狂的なファン、あるいは単に豊かな文化体験を求める好奇心旺盛な人であれ、シャンゼリゼ劇場は必見です。歴史、建築、一流のパフォーマンスが融合したこの劇場は、光の都の中心にある宝石です。
雪の女王:シャンゼリゼ劇場でのウクライナ国立オペラ・バレエ団
クリスマス・シーズン真っ盛りのこの時期に、おとぎ話のようなショーを観に行くほど楽しいことはないだろう。シャンゼリゼ劇場を舞台に、ウクライナ国立オペラ・バレエ団を起用したフランスの新作バレエ『雪の女王』が上演される。 [続きを読む]