2024年1月、パリ市主導のもと、首都パリに住む ホームレスの 数をカウントする「連帯の夜(Nuit de la Solidarité )」の第7回目がグレーター・パリで開催された。最初の推計によると、今年のホームレスの数は4,277人で、そのうち3,492人が首都の路上で、785人が大パリ圏で暮らしている。この数字は昨年の3,633人を大きく上回るもので、着実に増加している。
可能な限り正確な数を把握するため、パリ市は数千人の ボランティアにチームを結成してもらい、3時間以内に首都だけでなく、「駐車場、地下駅、RER駅、病院、公園、庭」などをくまなく探し回り、ホームレスの数を数え、彼らの状況を知るために匿名のアンケートに答えてもらうことにしている。大パリ地区では、32の都市で4,000人以上が参加した。そして、 ラフ・スリーパーの89%が男性だった。
健康危機によって 極度の貧困や 排除の中で暮らす人々の数が大幅に増加した一方で、インフレ率の上昇や経済状況は今年も大パリ地域の人々に影響を及ぼしている。宿泊施設を見つける ことは時に奇跡であり、シェルターの数はもはや十分ではない。路上以外では、パリ環状線の堤防、キャンプ場、公園や庭、RATPやSNCFの駅(74%増)、駐車場などで宿泊施設のない人々が見られた。
、サン・ドニ(192人、2023年1月は133人)、オーベルヴィリエ(105人、2023年1月は48人)の2つの自治体で100人以上が確認された。