パリ市役所は8年前から、各団体の協力を得て「連帯の夜(Nuit de la Solidarité)」を開催し、 パリ市内の不就寝者の数をカウントしている。 約2000人のボランティアと ソーシャルワーカーが、路上、地下鉄 RATP駅 、SNCF駅、地下駐車場、ブローニュの森、ヴァンセンヌの森、パリ環状線近郊を縦横無尽に駆け回り、 ホームレスの人々と出会い、彼らの状況を把握し、支援を提供する。今年は2025年1月23日に開催される。
毎年、パリ市役所はこの重要な任務を遂行するボランティアが不足しており、希望するパリ市民に呼びかけている。18歳以上であれば、1月まで誰でも登録 できる。この「連帯の夜」の目的は、 ホームレスのプロフィールやニーズについて詳しく知ることで、首都における緊急・社会サービスや 宿泊施設のニーズに適応できるようにすることである。
2024年、パリで寝泊まりしている路上生活者は、前年を上回る4,277人となり、そのうち大パリ都市 圏の参加コミューンは785人であった。近年同様、首都圏に加え、セーヌ=サン=ドニ県とオー=ド=セーヌ県の多くの コミューンがこのイベントに参加している。