すでにSNSでは批判の声も出ているようです。しかし、Inter-LGBTがこの決断をしたのは、環境に配慮した方法なのです。2023年4月17日(月)、パリとイル・ド・フランス地方でLGBTQIA+のプライドマーチを主催するレズビアン・ゲイ・バイ・トランス協会(Inter-LGBT)は、この 祝祭的かつ過激なイベントが、エコロジー上の理由から虹色の山車なしでこの夏開催されると発表しました。
「Inter-LGBTは今年も、私たち全員に関わる社会問題を考慮し、プライド・マーチの変革を続けています。このアプローチは、イベントの二酸化炭素排出量を可能な限り削減することで、環境責任と "脱炭素化 "を追求することを目的としています。インターLGBTは、今年のパリでの山車なし行進を発表するメッセージの中で、「私たち全員に関わるこの社会的なエコロジー問題をもはや無視することはできません」と書いています。
「モーター駆動の車両は、多くのボランティアを動員することに加えて、安全上の問題を引き起こし、行列の流動性と市民の安全を保証 することができません」と インターLGBTは付け加え、「すべての人に共通の音響車両を提案し、我々のコミュニティから来るアーティストやDJに表現と可視性のスペースを提供することができます」と、寄付を集めるための基金の設立を発表しています。
この基金は、電気自動車をレンタルするための資金として使用され、すでにこのプラットフォームからアクセスできるようになっています。
「2023年の開催に向けて、Inter-LGBTは、障害者用のトラックはもちろん、必要な人を運ぶための他の車両も計画しています」とInter-LGBTは述べています。
この決定が多くのネットユーザーに歓迎された一方で、ソーシャルネットワーク上で失望を隠さず、パリの街角に「悲しい」ゲイ・プライドが出現する未来を想像させる人もいました。
なお、プライド・マーチは、2023年6月にパリとイル・ド・フランス地方で復活する予定となっています。今のところ、正確な日程はまだ発表されていませんので、ご期待ください!
公式サイト
www.inter-lgbt.org