今朝7時33分、A86外周部、キロ52+429地点、アントニー付近のD920およびD986部道との分岐点で、大きな事故が発生した。この事故では大型貨物車のみが巻き込まれ、軽自動車、バン、バイク、バスには被害はなかった。
この事故により、この地域のA86外回りの両車線は完全に封鎖され、全車両は27番出口からD986およびD920の県道に入り、スソーおよびブール=ラ=レーヌ方面に向かわざるを得なくなった。当局は、道路利用者の安全を確保し、救助活動を容易にするため、この強制迂回路を設けるべく迅速に対応した。
約20人の消防士が瓦礫の撤去、道路の清掃、交通整理にあたった。負傷者の報告はなかった。事故現場周辺は大渋滞となり、3時間後もパリ方面のヴェリジーセンター出口まで渋滞が続いた。
午前10時30分頃、オー=ド=セーヌ県知事は、3時間以上にわたってトンネルが寸断された後、トンネルが再開したと発表した。10キロ以上立ち往生していたドライバーたちは、我慢の限界に達していた。
道路に戻るのを待つ間、車から降りた者もいた。また、もっと情報を得ようと道路沿いを歩いた者もいた。前に進むことも、引き返すことも不可能だった。
交通量は徐々に回復しているが、この地域はまだ非常に混雑している。Vélizy-VillacoublayからA86でCréteil(Val-de-Marne)方面に向かうには、N118をA10(Nantes/Bordeaux)方面に進み、Palaiseau(Essonne)方面の6b出口まで行き、そこからA10でLille方面の標識に従って進むことをSytadinは勧めている。この迂回路を利用すると、走行距離が約9キロ長くなる。
この事故は、道路、特にA86のような交通量の多い区間での注意深さの重要性を浮き彫りにしている。道路当局は、ドライバーに旅の計画を立て、交通情報をリアルタイムで監視し、旅に最適な選択をするようアドバイスしている。