2015年以来、パリ市庁は大規模な「 車のない パリ」の日を 開催している。第9回目となる今年は、「パリ・レスピレ」と改名され、2023年9月17日(日)、有名なジュルネ・デュ・パトリモワンヌ(文化遺産の日)に開催される。
午前11時から午後6時までの連続7時間、パリ全域(環状道路を除く)で自動車が通行禁止となり、自転車、ローラーブレード、スクーター、スケートボード、歩行者、公共交通機関の利用者が通行する。電気自動車や原動機付二輪車も通行禁止となる。この日は、緊急車両、 バス 、タクシーのみ走行が許可され、「パリ・レスピレ」ゾーンでは最高時速20キロ、それ以外のゾーンでは最高時速30キロで走行する。一方、VTCは"Paris Respire"ゾーンでの走行は禁止されるが、首都の他のエリアでは最高速度30km/hでの走行が許可される。
具体的には、1区、2区、3区、4区、シャンゼリゼ通り、すべての「パリのレスピール」地区が 無公害交通の日となる。違反者には135ユーロの4級罰金が科せられる。
この作戦によって、 パリは絶え間ない車の往来がない生活に時間をかけ、交通が公害に与える影響を実証しようとしている。大気の質を監視する AirParifによると、車のない日の二酸化窒素のレベルは他の日曜日よりも低い。2022年には20%低下した。
パリ市内で病院に行く必要がある場合や週末から戻ってくる場合は免除されるが、住所を証明するものを提示する必要があるのでご心配なく。
普段は車で溢れかえっているアスファルトの上を散歩したり、パリジャンたちが大通りで無料イベントを開催したりと、車なしでパリの街を発見し、静かで平和な時間を楽しむことができる!
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