若手監督が夢見る 権威ある賞といえば、オフィシャルセレクションまたは並行部門で上映された長編処女作にカンヌ映画祭の最後に贈られるカメラドールだろう。
この賞は、若さ、始まりの感動、信念の力としての新鮮さに焦点を当て、 世界のシーンで活躍する若手新進映画作家の才能を強調するものである。
過去には、ジム・ジャームッシュ、ジャファル・パナヒ、スティーブ・マックイーンといった著名な映画監督がカメラドールを受賞している。昨年は、フランス人女優アナイス・ドゥムスティエが審査委員長を務めたファム・ティエン・アンの『L'Arbre aux papillons d'or 』が受賞した。
今年の審査員は、女優で映画監督のエマニュエル・ベアール、映画監督で作詞作曲家のバロジを 審査委員長とし、撮影監督のジル・ポルト、脚本家で映画監督のゾエ・ウィトック、映画・文化コラムニストでSFCC会計のナタリー・シフレ、FICAMのパスカル・ビュロンらが務めた。
彼らは共に、 2024年のカメラドールを ハルフダン・ウルマン・トンデル監督の『アルマン』に授与した。
アルマン・ド・ハルフダン・ウルマン・トンデル、2024年カンヌ国際映画祭カメラドール受賞
リヴ・ウルマンの孫であるハーフダン・ウルマン・トンデルが、初の長編映画『Armand』をカンヌ国際映画祭2024ある視点部門に出品。同作品はカメラドール2024を受賞。 [続きを読む]
審査員はまた、チェン・ウェイ・リャンとユー・チャオインの作品『 Mongrel』にも 特別賞を授与した。
モングレル』(チェン・ウェイ・リャン、ユー・チャオイン監督)カメラドール2024 特別賞
Chiang Wei LiangとYou Qiao Yinが2024 Quinzaine des Cinéastesで初監督作品『Mongrel』を発表。同作品はカメラドール2024の審査員によりスペシャル・メンションを受賞した。 [続きを読む]
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