ディオールは、2025年3月8日の国際女性権利デーを記念して、ロイック・プリジェン監督による無料のドキュメンタリー映画『HER DIOR』を発表した。まさにマニフェストともいえるこの作品は、ディオール創業以来、初の女性アーティスティック・ディレクターとなったマリア・グラツィア・キウリのフェミニズムへのコミットメントを讃えている。2016年の就任以来、このイタリア人デザイナーは慣例にとらわれず、芸術、文化、ファッションにおける女性の声にスポットライトを当て続けている。ディオールの小さな一歩、フェミニズムの大きな飛躍!
ファッション・アクティビズムの第一人者であるマリア・グラツィア・キウリは、あらゆる分野の女性アーティストと刺激的なコラボレーションを行なってきた。画家、彫刻家、写真家、作家、振付師......彼女たちはコレクションの魂であり、デザイナーとビジョンやストーリーを共有している。チママンダ・ンゴズィ・アディチエの有名な「We should all be feminists(私たちはみなフェミニストであるべき)」は、キウリがディオールのために初めて制作したTシャツを飾った。ミカレーン・トーマス、ジュディ・シカゴ、 ペニー・スリンガー、その他多くの女性たちが、クリエイティブな反逆の旗の下に団結したこの集団作品のキャストを完成させた。
このドキュメンタリーは、規範を再定義し、境界線を押し戻し、強く、大胆で、必要な女性的視点を人生にもたらす女性たちの世界に私たちをいざなう。それは単なるアートではなく、抵抗行為なのだ。HER DIORは、ファッションとアクティビズム、美学と平等のための闘いの間の同盟に敬意を表している。糾弾し、鼓舞する、ちょっとシックなフェミニズム。
ディオールのYouTubeチャンネルで無料で視聴できるこのドキュメンタリーは、コラボレーションのひとつひとつが小さな革命となる、フェミニンなオデッセイへの招待状だ。ファッションには世界を変える力があると信じている人は必見だ!