フォートナイトが教育的遊び場になったら...。フランスの宇宙機関CNES(Centre National d'Etudes Spatiales)はこれを理解し、2025年3月に新マップ「アマゾニア:宇宙からの救出」を発表した。PCでもコンソールでも無料で利用できるこのマップは、プレイヤーをアマゾンの熱帯雨林を保護するための宇宙ミッションに誘い、クールーのギアナ宇宙センターから出発させる。その目的は、楽しくリアルなシナリオを通じて、若者の気候問題に対する意識を高めることにある。
ミッションは、アリアン6で衛星を軌道に打ち上げるところから始まる。その後、プレイヤーは衛星のデータと現実を比較する「キャリブレーション/グラウンド・トゥルース」作業を行わなければならない。アマゾンの森林で火災が発生すると、ゲームは新たな展開を見せる。プレイヤーは衛星ツールを使って介入し、水上飛行機を操縦して炎を消す。ギアナ宇宙センターのいくつかのエリアがモデル化されており、ELA-4発射台、エベーヌ遊歩道、カルアボ小川などが登場する。
このプロジェクトは、できるだけ多くの人が宇宙を身近に感じられるようにするというCNESの 戦略の一環である。Twitchでのロールプレイングゲームやシミュレーターでのチャレンジなどの取り組みに続き、このフォートナイトマップは特に若者を対象としている。CNESは、「フォートナイトは現在、あらゆる地域で、あらゆる人々にゲーム体験を提供しています。YouTubeやTwitchのコンテンツクリエイターが今日そうしているように、誰もが自分の世界を創造することができる」と指摘している。
レインフォレスト・オーガニゼーションと共同で制作した第2章も間もなく登場する。Save the Rainforest(熱帯雨林を救え)』というタイトルで、プレイヤーはブラジルの先住民族と出会い、森林破壊の問題に取り組むことができる。このゲームで使用されるデータは、CNESが主導する気候観測所スペース・フォー・クライメイトの TropiSCOや ALEOFEUといった実際のプロジェクトに基づいている。地図にアクセスするには、ここに問題の島のコードがある:1524-9147-5495。さあ、ジョイスティックとキーボードを出してみよう!