セス、そして最近のナスティに続き、タニア・ムローの出番だ!アーバンアートのパイオニアの一人として知られるこのアーティストが、フルクトゥアールの船上で 個展「Dans les vents de l'oubli(忘却の風の中で)」を開催する。2月16日から2024年4月28日まで開催されるこの 無料インスタレーションは、独学で学んだこの有名なアーティストの世界を(再)発見する機会である。
イニシエーション・ルーム」や、1977年にパリの看板50枚を使ったポスター・キャンペーン「CityPerformance n°1」で知られるタニア・ムーローは、写真、ビデオ、インスタレーション、パフォーマンス、絵画の分野で活躍する総合的なアーティストである。世界における私たちの立場についての考察で知られる タニア・ムーローは、「Black Power」(1988-1992)、「Black Continent」(1991-2015)、そして写真シリーズ「Desolation Row」(2018)において、自身の葛藤を明らかにしている。
2014年のサンテティエンヌ近代美術館、同年のMAC/VAL、2015年のポンピドゥー・センター・メッツなど、数々の機会に彼女の豊かな作品群を発表してきたタニア・ムーローは、今年、パリのフルクトゥアール船上で個展を開催する。
Dans les vents de l'oubli 」のプログラムは?マーティン・ルーサー・キング牧師の有名なフレーズ「私には夢がある」(シリーズ「DREAM」、1992-2005年)に基づき、 11のタイポグラフィ・コンポジション (テキスタイルにプリントされたもの)を多言語(チベット語、ギリシャ語、ヒンディー語、中国語、英語、ヘブライ語、イラン語、アルメニア語、タイ語、クフィック語、グジャラート語)で制作。これは、アーティストが文字を造形素材として使用するまたとない機会であり、「ブラック・ライブズ・マター」運動、イラン女性の蜂起、アルメニア人虐殺を追悼するデモなど、過去と現在の闘争を思い起こさせるものだった。
展覧会では、印象的な壁画(「ANSKI」、2023年)と、イディッシュ語の詩からの抜粋をもとにしたテキスタイルへのプリント(「OYSES TRERN」、2023年)も展示される。2024年2月16日から4月28日まで、フルクトゥアールにお越しください。入場無料ですので、どうぞお見逃しなく!
パリとイル・ド・フランス地方で開催されるストリートアートの展覧会。
ストリート・アート・ファンの皆さんのために、ストリート・アーティストの作品を通してグラフィティやスプレーのアートにスポットライトを当てた、パリで開催中の展覧会およびこれから開催される展覧会をご案内します。 [続きを読む]
開催日および開催時間
から 2024年2月16日 へ 2024年4月28日
所在地
Fluctuart - アーバンアートセンター
Port du Gros Caillou, 75007 Paris
75007 Paris 7
料金表
無料
公式サイト
fluctuart.fr