サンジェルマン・デ・プレ地区は、ここ数ヶ月、いや数年の間に、日本料理、イタリア料理、フランス料理、アメリカ料理など、パリを代表するレストランが続々とオープンし、活気を取り戻している。とはいえ、サンジェルマンはまだパリの知識階級の中心地であった頃のゲルマノ・プラット価格がそのまま残っているため、このエリアで手頃な値段の料理を見つけるのは必ずしも容易ではない。
しかし、ヌーベル・ガルド・グループが、詩的な名前を持つブラッスリー・デ・プレという 新店舗を選んだのは、ここ 。ブラッスリー・ベランジェ、ブラッスリー・デュビヨ、ブラッスリー・マルタンの足跡をたどり、左岸で (ついに!)この印象的なボリュームの新レストランを発見することができる。
コマース・サン・アンドレの 牧歌的で曲がりくねった 中庭にひっそりと佇むブラッスリー・デ・プレは、隣接する大通りを疾走する車の絶え間ないバレエから守られた広いテラスを 備え、ロンドンのB3デザイナーズとドレナヴァン・スタジオの実りあるコラボレーションの賜物である。1階のメインルームを覗くと、息を呑むような凸型の石壁が目に飛び込んでくる。
テオフィル・ハウザー=ペレッティ、ティボー・ダルテール、バティスト・ズヴィガートの3人のシェフが腕を振るう 。メニューはこの種の店にしては短く、必食のミモザエッグ(4ユーロ)、ネギのヴィネグレット和え(7ユーロ)、豚と鶏のレバームースとピスタチオのパテ・アン・クルート(驚異の14ユーロ)、 ブルゴーニュの最高級 レストランにふさわしいジャンボン・ペルシエ(9ユーロ)、そしてテオフィールの母親のレシピに従った フォアグラのテリーヌ(16ユーロ)などがある。
メインディッシュ、サレール 牛の たっぷりの タルタル (15ユーロ)、肉汁を8時間煮込んだソーセージとマッシュ(13ユーロ)に移る前に、最高級のカクテル、ドロル・ドワゾー(卵白、アプリコット・シロップ、イエローレモン、フェンネル、エストラゴンを効かせたシャランテ・ジン;12€)とChauffe Marcel(アーモンドミルク、ピーチジュース、オルジートシロップ、イエローレモンジュース、白ワインとピーチのプロヴァンス風アペリティフ、シャランテーズウォッカ;12€)がある。ワイン初心者は、(超教養的な)ワインリストを発見して喜ぶだろう。
品質と責任へのコミットメントの一環として、ブラッスリー・デ・プレでは、季節の地元産、フランス産、産地直送の食材のみを使用し、マヨネーズ、リエット、そしてもちろんすべてのデザートまで、細部に至るまで自家製レシピを使用している。
メニューに"Foutus pour foutus "とあるように、イチゴとピスタチオのタルト(10ユーロ)、完璧なバターを塗ったショートクラスト生地、そして トロペジエンヌ・グラッセ(10ユーロ)のアイスクリームは、このブラッスリーの隣にあるハウス・アイスクリーム・パーラー、グラシエ・デ・プレのもの。特に9月7日には、2階に 隠れ家的バー「グルヴィ」がオープンする!