パリ11区にある、雰囲気の良いビストロ 。ナシオン 広場から目と鼻の先の控えめな場所にある レストラン「ダムナシオン」は、友人や家族と美食のひとときを楽しむよう誘います。ここでの合言葉は、和やかさとシンプルさ。ランチは、前菜+メイン+デザートで20ユーロ、前菜+メイン、メイン+デザートで17ユーロ。メイン料理のみは13ユーロ。
夜になるとメニューの幅が広がり、値段も高くなるが、その分、より手の込んだレシピや高貴な食材が使われるようになる。前菜が5~12ユーロ、メインが19~30ユーロ、デザートが9~10ユーロ。しかし、ランチでもディナーでも、元が取れることは間違いない。特筆すべきは、 Dame Nationが頻繁にメニューを変更し、新鮮な食材を使った料理を保証しながら、超季節感を大切にしていることだ。料理に合わせて、このレストランは 自然派ワインと情熱的なアドバイスを提供している。ぜひ、発見の精神に身を任せ、ワインセラーのナゲットを発見するために、彼らの気遣いに導かれることをお勧めする。アルコールフリーのIPAビールなど、ノンアルコール・ドリンクが充実しているのもこのレストランの強みだ。
その日の夕方、メニューには春風が吹いていた。テラス席でその日最後の日差しを楽しみながら、穏やかな天気に触発された。76(セーヌ・マリティーム)産のマスのリエットにレモンを添えて、休日と海辺の呼び声が聞こえてきた。魚の新鮮さとヨードの香りが感じられ、私たちが求めていた海の空気を与えてくれた。レモンを使ったことで酸味とまろやかさが加わった。
サクサクとした食感で、植物を損なうことなく溶かすことができる。レモン風味のタプナードが味覚を目覚めさせる。シンプルな一皿は、簡素になりすぎず、自然のおいしさを控えめに際立たせるようにデザインされている。
パリジャンにとって後ろめたい食べ物のひとつ、伝統的なウフ・マヨを デイム・ナシオンが復活させたのだ。卵の上にはピーナッツベースの調味料、香ばしいマヨネーズがたっぷりとかけられ、ベビーグリーンを添えたこのリゼットに歯ごたえを加えている。
デイム・ネーションはボリューム満点なので、噛み切れないほど食べてしまわないようにご注意を。大食漢でなければ、前菜2品かメイン1品を選ぶことをお勧めする。外国料理とフランス料理の両方からインスパイアされたレシピで、常に変わるメニューに驚かされることだろう。ある秋のランチ、テーブルを離れた客の勧めで、ラム肉とプルーンのタジンを食べたときのことを今でも覚えている。 シナモンなど、北アフリカ料理に親しまれているスパイスで味付けされた、とろけるような、ほとんど砂糖漬けのラム肉のレシピは、よくマスターされていた。
しかし、夏の夜明けのその夜、タジンは料理の中にはなかった。そこで私たちは、トリオで提供されるノルマンディー牛のカムスキに目をつけた。ジャガイモと混ざった肉はその風味を存分に発揮し、このコロッケには、バニラのアクセントを効かせた意外なニンジンのピュレが添えられている。
しかし、2皿目は牛肉のクロメスキにはかなわない。 燻製したリコッタのラビオリにポワトゥーのグリーンアスパラガスとローストした種を添えたものを選べば、力強い味を求める美食家のための、個性と活力に満ちた料理を発見できるだろう。同じように独創的で美味でありながら、正反対の2つの料理は、デイム・ネイションが楽しみ方のバリエーションを心得ている証である。
デザートには、自家製のイチゴのアイスクリームとショートブレッドが添えられたイチゴのプレートで、食事は軽やかに幕を閉じた。フルーティーで霜が降りたようなフレッシュな味わいだが、甘すぎず、最後に必要な甘さだった。
開催日および開催時間
から 2024年6月14日 へ 2027年12月31日
所在地
レディ・ネイション
2 Rue Guénot
75011 Paris 11
アクセス
メトロ・ネーション(1、2、6、9号線、RER A線)
料金表
Entrées : €5 - €12
dessert : €8 - €10
Plat Déjeuner : €13
Déjeuner Entrée+plat ou Plat+dessert) : €17
Plat dîner : €18 - €25
Dejeuner entrée+plat+dessert : €20
公式サイト
damenation.fr