パリとイル・ド・フランス地方の 公共交通機関は、夏が来ては去っていく。パリでは、暖かい季節になると、ホームでの待ち時間が長くなり、首都やイル・ド・フランス地方を移動するために別のルートを探さなければならないことが多い。SNCFと RATPは通常、夏の期間を利用して、乗客の安全のために必要な大規模な近代化と改修工事を行う。
RER A線、RER B線、RER C線で交通障害が発表されているが、地下鉄も例外ではない。RATPは7月29日から2週間、地下鉄14号線の全面運休を発表した。
「14番線のオルリー空港とサン・ドニ・プレイエルへの延伸の一環として、2024年までに1日100万人の乗客に対応するため、自動列車制御システムを既存路線で近代化し、延伸路線に導入する必要がある」と同社は説明している。その結果、パリの地下鉄14号線は 2023年7月29日(土)から8月11日(金)まで終日運休となる。
これに先立ち、14番線ではすでに他の工事で交通が寸断されている。5月6日(土)、7日(日)、5月27日(土)、28日(日)、6月24日(土)、25日(日)、2023年7月15日(土)、16日(日)にはスミレ線が終日運休となった。
この夏、14号線の利用者は、再び 代替路線を探さなければならなくなる。例えば、オリンピアード駅からパリ中心部へ行くには、RATPは地下鉄Nationale駅まで歩き、6番線でNation駅まで行き、そこからRER A線でAuber-Opéra駅まで行くことを勧めている。なお、RATPはオリンピアード-リヨン駅間の 代替バスも運行している。
さらに、今秋には 14番線でもさらなる混乱が予想されている。
パリ:地下鉄14号線が日曜日から15日間全面運休
パリの地下鉄の工事が続いている。夏休みと万聖節に大規模な閉鎖が行われた後、14号線の交通は再び15日間連続で完全に遮断された。今回は、2024年の冬休みの間、利用者は代替ルートを探さなければならない。その様子をお伝えしよう。 [続きを読む]