近年、コヴィッド危機と物価上昇の間に、多くのパリ市民やイル=ド=フランス地域住民がこの地域を離れ、地方に移り住んでいる。INSEEが発表した2021年1月1日現在の最新の国勢調査( )によると、イル=ド=フランス地域は依然としてフランスで最も人口密度の高い地域で、1,230万人、フランス人口の18%を占めている。しかし、2015年以降、 人口増加は鈍化しており、特にパリでは首都の人口減少が続いている。
これは、自然収支の低下、つまりある地域の出生数と死亡数の差によるものだが、住宅が主要な予算項目であるこの地域の生活費も影響している。首都での減少は2012年に始まり、2015年から2021年の間に、首都は年平均12,200人の住民を失うことになる。対照的に、セーヌ=サン=ドニ 県は成長しているが、ヴァル=ドワーズ 県やセーヌ=エ=マルヌ県と同様に人口密度が高い。
イル・ド・フランスの後塵を拝しているのがオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方で、800万人以上の人口を擁し、多くの人々を惹きつけている。対照的に、サントル・ヴァル・ド・ロワール地域圏の人口はわずか250万人で、コルシカ島とフランスの海外県・準州を抑えて、フランス首都圏で最後の地域となっている。
公式サイト
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