パリ地方には記念碑的な壁画に事欠かない。パリではもちろん、オベイ、セス、インティらによる13区の壁画がある。パリ以外の地域でも、巨大な都市プロジェクトが数多くある。最近では、ホパレとして知られるアレクサンドル・モンテイロが、印象派150周年を記念して壁画を制作した。ヴァル・ドワーズ県アルジャントゥイユにあるToit et Joie - Poste Habitatの317m²の巨大な破風を覆っている。
今年も終わりに近づくにつれ、別の都市型アーティストが世界最大のネルソン・マンデラの壁画を制作し、話題を呼んでいる!高さ44メートルのこの印象的なフレスコ画は、このストリート・アーティストによるこれまでで最大のプロジェクトでもある。では、それは誰で、どこに行けば鑑賞できるのだろうか?
この記念碑的なフレスコ画の作者はラストである。イヴリーヌ地方のサン・シル・レコール出身のこの画家は、14歳で絵を描き始め、当初は落書きやレタリングを中心に描いていた。10年前から、ラストは写実と明るい色彩を組み合わせた肖像画を描いている。
しかし、ラストを際立たせているのは、崇高で魅惑的な機械仕掛けの作品である。電気モーターと再生可能エネルギーの独創的な組み合わせにより、ラストの革新的な機械仕掛けの壁画は、通行人の感嘆の目の前で命を吹き込まれる。
ラストは現在、ネルソン・マンデラに捧げる世界最大の壁画を制作している!この歴史的な政治家であり、反アパルトヘイト闘争の象徴であるネルソン・マンデラの記憶に敬意を表するため、ラストは、指導者の象徴的な姿勢である拳を振り上げた彼を描くことにした。
この巨大な作品は現在、ヴァル・ド・マルヌ県 クレテイユのアベイ広場2番地にあるクレテイユ・ハビタット・ビルの240m²のファサード全体を覆っている。その記念碑的な大きさ(44m x 8m)で、 ラストのフレスコ画は、2014年に南アフリカのヨハネスブルグで制作されたシェパード・フェアリー(Obey)の作品よりもさらに印象的だ。
そして、ラストはそこで立ち止まるつもりはない!このストリート・アーティストは自身のソーシャル・ネットワークで、この巨大なフレスコ画に 機械仕掛けのインスタレーションを計画していることを発表した!
公式サイト
www.artisterast.com