パリには数多くのアートギャラリーがありますが、その中でもひときわ異彩を放つギャラリーがあります。そのひとつがテンプロン・ギャラリーで、その優れたプログラムと世界的に有名なアーティストによって国際的な評価を得ています。
現在、ブリュッセル、ニューヨーク、パリ(ボーブールと グルニエ・サン・ラザール通り)に事務所を構えています。1966年に設立されたこのギャラリーは、まだ60年も経っていませんが、その時代の最高の 現代アーティストを迎え入れ、紹介し続けることで、パリで最も重要な画廊の一つとしての名声を保っています。
その実績は素晴らしいものです。クリスチャン・ボルタンスキー、ジョセフ・コスース、ウィレム・デ・クーニング、フランク・ステラ、アンディ・ウォーホル、クリスチャン・ボルタンスキー、ベン、ロイ・リキテンシュタイン、ダニエル・ビュレン、ジャン=ミシェル・バスキア、ジョエル・シャピロ、ゲオルグ・バーゼリッツ、チャップマン兄弟、杉本博司、ピエール&ジル、その他数多くのアーティストがここで展覧会を開いているのです。若手から巨匠まで、世界中から集まったアーティストたちが、「古典的」あるいは「革新的」な現代美術を扱うこのギャラリーで、自分の居場所を見つけることができるのです。
このたび、この長いリストに新たな訪問者が加わりました。テンプロン・ギャラリーは、2023年5月24日から7月22日まで、アメリカのウィル・コットンを迎えて、驚くべき、狂気の展覧会を開催します。アメリカの神話に挑戦する 無料の展覧会、「トリガー」をご覧ください。
ウィル・コットンの展覧会を一見すると、キャンディフロスの中に飛び込んだような、あるいはウィリー・ウォンカのチョコレート工場の中に飛び込んだような印象を受けます。パステルカラー、丸い世界、ユニコーン、ケーキの王冠...。子供たちのパラダイスです。しかし、よく見ると、見た目は欺瞞に満ちていることがわかります。
ウィル・コットンは、アメリカの 決まり文句や 神話をからかいながら、それらを解体し、社会の失敗を指摘します。イメージとメッセージがぶつかり合い、矛盾し合い、私たちの信念が問われる。
作家は、ポップカルチャーや広告界のアイコンを題材にした作品を制作しています。フェミニズムや挑発的なカウガール、クィアや平等主義者の闘争や伝統的な役割、銃の所有、富や豊かさ...。ウィル・コットンは、昨日と今日の世界、このしばしば理想化される国を取り巻く幻想と 現実の間に類似性を描きます。
ユーモアと色彩にあふれたこの展覧会を、ぜひお楽しみください。
開催日および開催時間
から 2023年5月24日 へ 2023年7月22日
所在地
ダニエル・テンプロン・ギャラリー
30 rue de Beaubourg
75003 Paris 3
料金表
無料
公式サイト
www.templon.com