この秋から冬にかけて、アーティスト 陳鎮(チェン・ジェン)が"Double exile" イベントのために制作した主要作品をご覧ください。2023年9月29日から2024年1月6日までパリのガレリア・コンティニュアで開催されるチェン・ジェン初の個展は、パリを故郷とするこの重要な中国系フランス人アーティストの魅力的で魅惑的な世界に私たちをいざないます。
Double exil(二重の亡命)」と 題されたこのインスタレーションは、3ヶ月の間、私たちをアーティストの出発点から2000年に亡くなるまで、アーティストの人生を占めた主要なテーマを発見する、実に 親密な旅へと誘う。1995年に上海で生まれた彼は、25歳のときに医師から溶血性貧血という難病を宣告され、人生がひっくり返った。その瞬間から彼の考え方は変わり、異文化に触れるために1986年にフランスへの移住を決意した。母国から遠く離れたこの新しい生活で、彼の芸術活動は変化し、絵画からインスタレーション形式の作品へと移行していった。
6つの根 Enfance|Garçon 子供時代|少年 2000年
パリで開催されるこの大規模な展覧会で、ガレリア・コンチヌアは、抽象油彩画、ひっくり返ったボートの上にプラスチックのおもちゃの兵士を乗せた《Six Roots Enfance|Garçon Childhood|Boy》、個人的・社会的な治療瞑想の源となるチャンバーポットを使った作品《Meditation Chair》など、チェン・ジェンの才能の全容を示すさまざまな作品を紹介する。
ほど近いガレリア・コンチヌアでは、アーティストのプロジェクトに基づいて2015年に制作された遺作で、2隻の双子のボートで構成された《無題 》が展示されている。それぞれのボートは、一方は中国製、もう一方は欧米製品というように、それぞれの貨物を積んでいる。ここでは、グローバリゼーションと消費社会がはっきりと表れている。
壁、床、家具、オブジェ(テレビ、買い物かご、はしご、靴など)が粘土で覆われた家庭環境を発見できる。この単色の作品を通して、私たちを取り巻く自然や、私たちが生きる現代社会について瞑想し、問いかける。
この組作品は、パリのガレリア・コンチヌアで2024年1月6日まで無料でご覧いただけます!
開催日および開催時間
から 2023年9月29日 へ 2024年1月6日
所在地
ガレリア・コンティニュア
87 Rue du Temple
75003 Paris 3
料金表
無料
公式サイト
www.galleriacontinua.com