首都がデザインと調和するとき、その最も象徴的なモニュメントに創造性の波が押し寄せる。9月4日から15日まで開催されるパリ・デザイン・ウィーク2024では、コンコルド広場にある旧王室家具収蔵庫、オテル・ド・ラ・マリーヌが、2人の現代的な才能を迎えて、その場で印象的な作品を制作する。
家具職人のピエール・ルナールは、ヒュー・ダットンの菱形のガラス屋根からインスピレーションを得て「エスカーレ」を制作した。この作品は、瞑想的な休憩所として考案されたもので、台座の上に扇のように広げられたホーンビーム材のハンモックである。それぞれのスラットが繊細に絡み合い、ガラス屋根の縁を連想させる。木のしなやかさを余すところなく表現し、空からの濾過された光と完璧に調和している。
反対側の中庭では、 スタジオ・ウクロニアがオテル・ド・ラ・マリーンの壁に色彩豊かな芸術的インスタレーションで生命を吹き込んでいる。ジュリアン・セバン率いるこの集団は、明るくポップなタイル張りのXXL四柱式ベッドで、18世紀の執事のフランス式ベッドに敬意を表している。パレ社の土器で作られたこの色彩豊かな作品は、この建物の掛け物の色合いを思い起こさせ、空のグラデーションを赤で表現している。また、屋外の布製カーテンが風に舞う中、ポディウムが来場者をその上で丸くなるように誘う。
11日間という特別な日、オテル・ド・ラ・マリーンは、歴史的遺産と現代的創造とのアーティスティックな出会いの舞台となる。パリデザインウィーク2024で見逃せないスポットだ!
開催日および開催時間
から 2024年9月4日 へ 2024年9月15日
所在地
オテル・ド・ラ・マリーン
2 Place de la Concorde
75008 Paris 8
アクセス
M°コンコルド(1、8、12番線)
料金表
無料
公式サイト
www.maison-objet.com