シェフでありレストラン経営者であるフィリップ・バラネスと同じようにイタリア文化に情熱を注ぐなら、ネグローニはお気に入りのカクテルのひとつになるに違いない!Braisenville」(2011年)、「Il Cuoco Galante」(2017年)を手がけた革新的なコンセプトのクリエイター、フィリップ・バラネスは、パリで3軒目となる店を誕生させた。パリ9区にある「アマロ」は、パリ初のビター専門のカクテルバーである。建築家フランソワ・ドールが設計したこの店は、ピンクのベネチア風の内装で、アンチ・スピークイーをコンセプトにしている。
しかし、ビターズとは一体何なのだろうか?ビターズとは、苦味や甘味のある植物成分(ハーブ、植物、果物、野菜、スパイスなど)を、ワイン(ベルモット)やアルコール(アマリ)と混ぜて煎じたり、煎じ液にしたり、浸漬したりしたアルコール飲料のことだ。アマーロでは、こうしたイタリアの名物料理がお好きな方に、最もポピュラーなものから最先端のものまでを取り揃えた特別メニューをご用意しています。メニューには、アマリ、ベルモット、ビターズの風味が使われている。自家製ビターもミクソロジストのジュリー・マーティンが考案したものだ。
メニューには全部で約15種類のカクテルがあり、季節ごとに進化していく。もちろんアマーロでは、アペリティーボの芸術を余すところなく味わうことができる。バーでは、伝統的なグルメ・スナックの魅力的なセレクションも提供している。メニューは?ブルスケッタ・ブルラータ、茄子のキャビア、ポルペット、イカのレモンエマルジョン添え。
編集部員がもう一度試したメニューは......。特に、口の中でとろけるポルペットと、ピリッとしたトマトソースの味付けが絶妙。イカとレモンのエマルジョンも特筆もので、とても新鮮だ。非常にシンプルな構成で、節操なく味わうことができる非常に上質な料理だ...。
カクテルに関しては、クラシックなネグローニ・ダマーロが私たちの味覚を目覚めさせ、ヴェルダンが苦味の特別なタッチを加えてくれた。また、桃ジュースの代わりに紅梅ジュースを使った季節限定のベリーニも特筆ものだった。ベリーニ好きにはたまらない。要するに、このメニューはお勧めしきれないということだ!
この素晴らしいセレクションを締めくくるために、アマーロは、チーズ(タレッジョ、ペコリーノ・サルド、ゴルゴンゾーラ)、コールドミート(24ヶ月熟成パルマハム、モルタデッラ、フィノッキオーナ、スペック、ンドゥーヤ)など、小規模生産者から直接仕入れた生の食材も忘れていない。
さあ、北イタリアへ旅立つ準備はできただろうか?
アルコールの乱用は健康に害を及ぼしますので、節度を持って摂取しましょう。
所在地
アマロ
38 Rue Condorcet
75009 Paris 9
料金表
Les tapas : €5 - €14
Les cocktails : €9 - €14
Les planches à partager : €14 - €20
公式サイト
www.amaro-bar.com
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営業時間:火曜日~土曜日 午後6時~午前2時