ペール・ラシェーズやヴォルテールから目と鼻の先、11区の魅力的な通りにあるカフェ・ミラベルは、2017年にオープンした。アルザス出身のマリオン・ゲットレは、パリのハイマット、ジャン=フランソワ・ピエージュ、セバスチャン・ゴダールのもとで修業する前に、生まれ故郷の一流店でパティシエとして修業を積んだ。
アルザス料理に敬意を払いつつ、それを現代風にアレンジしたいというシェフの思いは、彼女の祖父であり、ストラスブールのプティット・フランス地区にあるミシュランの星付きレストラン「メゾン・カンマーゼル」、そして「アミ・シュッツ」の店長を長く務めたポール・シュレッサーの足跡をたどっている。
カフェ・ミラベルは、その時々に合ったメニューで、いつでも楽しむことができる。朝食(自家製ヴィエノワズリー、絞りたてのフルーツジュース、ホットドリンク、9.5ユーロ)からアフタヌーンティー(紅茶またはコーヒー、自家製ペストリーのプレートサービス、12.50ユーロ)まで、 アルザスの名物料理はもちろん、 アルザス以外の地域にも目を向けたお手頃価格のランチ (メインコース/デザートメニュー、19.50ユーロ)も見逃せない。
悪魔のような仔牛のコルドン・ブルー、ミュンスターチーズとシュペッツレ添え、ケーゼクネップフレ(フロマージュ・ブラン入りニョッキ)、フライシュネッケ(肉ロール)、あるいは新メニューの塩漬けブリオッシュ・ペルデュに茄子、フェタチーズ、砂糖漬けピーマンのカポナータをかけたもの(19ユーロ)など。私たちはまだ指をなめている。もちろんアルザスワインで!
さらに素晴らしいことに、マリオン・ゲットレは、前菜からデザートまでこの小さな黄金のプラムを使った「ミラベル・プラム・タイム」(38ユーロ)というメニューまで考案している。興味をそそるには十分だ! フランベ・タルトの数々(13~16ユーロ)は、居心地の良いレストランや広いテラスで友人たちと楽しめる。
どのメニューも本当に美味しいのだが、私たちを虜にしたのはブランチだ。土日の午前10時から午後3時30分まで提供される カフェ・ミラベルのブランチは、オリジナリティがあり、ボリュームがあり、手頃な値段で、何よりも100%自家製のブランチを楽しみたい人にぜひ味わってもらいたい。お一人様36ユーロ。
メニューには、自家製ペストリー(クロワッサン、レーズンパン"シュネック"、季節のフルーツのターンオーバー)、ホットドリンク(コーヒー、カプチーノ、紅茶、ハーブティー、ホットチョコレート)、フレッシュジュース(本日のジュース、オレンジ絞り、アイスティー)、バターとジャムを塗った自家製パンが含まれる。それにサーモンかグアンチャーレ入りのスクランブルエッグと野菜が一皿。
その後、季節のフルーツを添えたグラノーラか、ローストポテトを楽しくディップするビベルスカスのどちらかを選ぶことになる。
終わったと思った?とんでもない!カフェ・ミラベルのブランチは、週末に提供される3種類のデザートの中から好きなものを1つ選んで、甘いメモで締めくくられる。そして、この小さな驚異を支えるシェフの熟練の技を考えれば、このブランチは最高の気分で終わるに違いない。
だから満腹で帰ることができる!