パリの東、94県にあるサン・モーリス病院は、国立サン・モーリス病院とEPSエスキロール病院の2つの病院からなる。現在は パリ・エスト・ヴァル・ド・マルヌ県立病院となっている。その2つの建物は歴史に彩られている。
EPSエスキロールは、 歴史的建造物に指定されている旧精神病院であり、その起源は17世紀に遡る。19世紀、ジャン=エティエンヌ・エスキロールの指揮の下、 新古典主義様式で再建された。サン・モーリス国立病院は、元々はヴァンセンヌ・アンペリアル病院であった。1857年に開設されたこの病院の目的は、オスマン県知事がパリを一変させる巨大な都市開発を進めていた頃、病院を退院した療養者を収容することだった。
Journées du Patrimoine 2024の期間中、この機会に特別に企画されたプログラムを通じて、一般の人々がこの歴史的建造物を探索する機会が与えられる。この文化イベントは、イル・ド・フランスのカレンダーで見逃すことのできないもので、週末の間、観光客はこの地域のあらゆる場所で、さまざまなツアーやイベント、特別公開を楽しむことができる。次回の開催は、2024年9月20日から22日の週末を予定している。
サン・モーリス遺跡とエスキロール遺跡(歴史的建造物)の歴史家ガイドによる解説付きツアー。
所要時間:2時間 ツアーの大部分は車椅子で参加可能。