よく観察している旅行者なら、パリのパリ東駅から パリ 北駅にかけての小さな変化に気づいたことだろう。9月25日以降、そこに非常に奇妙な物体が出現したのだ。正確には箱である。では、なぜこのような箱が設置されたのか?
その答えは、イル・ド・フランス・モビリテ(IDFM)が教えてくれた。9月26日に発表されたプレスリリースの中で、イル=ド=フランス地域のモビリティを管理する当局は、現在 イル=ド=フランス・ネットワークの2つの駅に設置されているこのボックスは、「Navigoイージーパスが不要になった臨時の旅行者からNavigoイージーパスを回収」し、「不安定な状況にある人々に再配布」するために使用されると説明している。
これらのNavigoイージーパスは、そのほとんどがイル・ド・フランス地方を通過する旅行者が購入したもので、ゴミ箱行きになることが非常に多い。そこでイル・ド・フランス・モビリテは、自らの手で問題を解決することにした。IDFMが指摘するように、この Navigoイージーパスは名目的なものではない。そのため、他の人に譲渡することも可能だ。また、充電式で、寿命は10年とされている!さらに、パスは限られた数しか発行されないので、再利用することもできる。
この社会的責任と環境に優しい活動に参加するには、エスト駅と 北駅に設置されたボックスにNavigo Easyパスを入れるだけ。 「有効期限内であること、正常に作動することを確認した後、Navigo Easyパスは協会に寄付され、必要とする人々に再配布さ れます」とイル・ド・フランス・モビリティーズは説明する。
この作戦が成功すれば、イル・ド・フランスのネットワークの他の駅にもこの種のボックスが設置されるはずである。