伝統的なシャルキュトリーやチーズボード、あるいは量が少なすぎることが多いクラシックなタパスに飽きたなら、もう1秒も無駄にせず、レストラン「アンサンブル」に駆け込もう。
2018年9月からパリ16区、とてもシックなサン・ジェームスから目と鼻の先に佇むアンサンブルは、私たちの最近のお気に入りのひとつだ。
9区ラマルティーヌ通りにあるレストラン「Tous」のオーナー、オード・ブルギニョンと マチュー・ダルモン。二人のパートナーは、パリで2番目に誕生したこのレストランで、シェフのマルゴー・ヴィエルジューが考案した、ボリュームたっぷりで 独創的な グルメ・タパスを中心に、質の高い料理を分かち合うことを選んだ。
この堂々としたバー、部屋に奥行きを与える鏡張りの天井、そして電球。
テイスティングの話に戻ろう。 陸と海をつなぐ 約20種類のタパス、セイボリー、スイーツが9ユーロから15ユーロの値段で提供されている。お皿はすべて同時に提供され、笑顔も添えられている。
特に魚好きには、ハーブと生姜のピクルスを添えたサーモンのタルタルや、パセリを添えたタコのグリルが人気だ。
柑橘類のサラダと ほうれん草の芽を添えたジューシーな海老のローストに私たちは魅了された。
ピーナッツと チミチュリソースを添えたブラックアンガス牛のタタキや、熟成ミモレットをトッピングした 骨髄トースト、タルタルソースを添えた絶品ポトフ・クロメスキーは肉食系には堪らない。
私たちは、柔らかくとろけるようなウズラの切り身と、ローストした洋ナシと バルサミコソースの絶妙な組み合わせに惚れ込んだ。
とろけるようなクリーミーな プグリエーゼ・ブラティーナ( アルバ産白トリュフオイル添え)、赤エンダイブの ゴルゴンゾーラと フライドオニオンの ムース添え、アーティチョークのグラベラックスソース炒めなどだ。
私たちのお気に入りは 栗のリゾットで、細かく刻んだクルミと パルメザンチーズがアクセントになっている!
まだ少し余裕があれば、トリュフを添えた農家のゴーダチーズなどのチーズや、プラリネとフイヤンティーヌ・シャンティイを添えた チョコレートフォンダン、 滑らかなカルヴァドスクリームと ローストしたヘーゼルナッツの歯ごたえが楽しめる温かくジューシーなリンゴのタルトなど、3種類のスイーツタパスから選ぶことができる。食事の最後を締めくくるにふさわしい逸品だ。
薄いリンゴのタルト、カルヴァドス風味のクリームとローストしたヘーゼルナッツ添え
さらに、アンサンブルでは、タパスと相性の良いワインも取り揃えている。
ちょっとしたおまけ?Regina SpektorからÁsgeirまでをフィーチャーした素晴らしいサウンドトラック。
特筆すべきは、市場や季節によって、毎週3、4種類のタパスが変わることだ。素晴らしいグルメ・レストランで有名な首都の他の地区よりも16区が頭一つ抜けているのは、この グルメ・タパスを味わい、発見するためである。
所在地
レストラン・アンサンブル
11 Rue Spontini
75116 Paris 16
公式サイト
www.restaurant-ensemble.com
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営業時間:月~水12:00~14:30、19:30~22:30 木・金12:00~14:30、19:30~23:00 定休日:土・日