パリからベルリンへの日中直通列車が低コストで?当初2023年に予定されていたこの直通TGVの運行開始は、2024年12月中旬まで延期された。これまで、パリ-ベルリン間は乗り継ぎが必要で、所要時間が長くなっていた。今後は、パリ発9時55分、ベルリン着18時3分、またはその逆のベルリン発11時54分、パリ着19時55分で、両首都を直接結ぶ。乗客は2等車59ユーロ、1等車69ユーロから乗車でき、チケットは2024年10月16日より SNCFコネクトおよび ドイツ鉄道のウェブサイトで購入できる。
ICE 3と呼ばれるこの列車は、1等席111席を含む444席がある。時速320kmの高速路線だ。パリ発は9時55分、フランクフルト着は14時4分、ベルリン着は18時3分。復路は11時54分発、パリ着19時55分。
この列車は、ストラスブール、カールスルーエ、フランクフルト南などの戦略的都市に停車し、ヨーロッパの主要都市間の移動を容易にする。
このプロジェクトは、2007年に遡る独仏協力の枠組みの一部であり、両国間の高速鉄道接続の強化を目的としている。この新路線は、二酸化炭素排出量削減にプラスの効果をもたらすだけでなく、航空機に代わる環境に優しい長距離鉄道輸送の促進も目指している。
SNCFのアラン・クラコヴィッチとドイツ鉄道のミヒャエル・ピーターソンの両社代表は、この新しいイニシアチブは、より接続が良く、より環境に優しいヨーロッパへの独仏のコミットメントの証であると賞賛した。この新しいオファーによって、パリとベルリンは、たまに旅行する人にとっても、スピードと快適さを求める専門家にとっても、さらに近くなった。
パリ・ベルリン間の昼行TGVは、オーストリア国鉄ÖBBがSNCFおよびドイツ国鉄と提携して運行している夜行便を補完するものである。しかし、この夜行列車は、フランスとドイツのネットワークで必要不可欠な再生工事が行われ、夜間運行が必要となったため、8月12日から運休している。運行は10月28日に再開される予定である。
しかし、ドイツ鉄道によれば、日中の運行には影響はないという。クリスマスにベルリン旅行を計画してみてはいかがだろうか?