もしあなたがチョコレート中毒でやめられないのなら、悩む必要はない。このチョコレート工場は 、あなたにとって致命的であることを証明するかもしれない。アラン・デュカスが長い間考えていた、自分のチョコレートを作りたいという願望から生まれた第1パリジャン・マニュファクチュールは、パリのロケット通りに設立された。
このチョコレート工場の大きな特徴は、三ツ星シェフが手掛けたという事実を除けば、チョコレートを豆からキャンディまで手作業で作っていることだ。昔ながらの機械(現在では大型の工業用機械しか作られていない)を備え、遠くから調達し、小規模生産に適合させなければならなかったが、この工場では豆のコンチングを引き受けている。
これはチョコレートの味に本当に影響するのだろうか?それを知るのはあなた次第だ。確かなことは、アラン・デュカスの元エグゼクティブ・パティシエ、ニコラ・ベルジェの手に委ねられたマニュファクチュールは、チョコレートの製造をあらゆる段階でコントロールしているという自負があるということだ。その目的は、さまざまな産地のカカオ豆の味を、オーダーメイドの調整によって昇華させることにある。
工業生産が攻撃されている今、仲介業者を通さず、高品質の基本素材を自分で選ぶ自家製品への回帰は非常に魅力的だ。チョコレートだけでなく、この工場ではフルーツからプラリネも作っている。
マニュファクチュールはデュカスの様々なレストランに供給されているが、隣接する可愛らしいブティックもチョコレート愛好家を待っている。古いフランス銀行の家具がさりげなく飾られた魅力的なガラス屋根の下に入ると、中央のベルジャーの下に陳列ケースがあり、様々なフレーバーのプラリネやガナッシュが並んでいる。壁に沿った本棚には、レトロな雰囲気の棚が陳列されている。時には他では手に入らないような、カカオの含有量が異なるバー、充填されたもの、充填されていないもの、ボンボンショコラ、オランジェット、ショコラがけアーモンドなど、あなたの欲望を満たすものがあるはずだ。
もちろん、これだけ高品質な製品であれば、財布が悲鳴を上げずに済ませるのは難しい(特に、なかなかやめられないという人は)。例えば、75gの板チョコは、種類や産地にもよるが、6~10ユーロする。
結論として、ここは発見すべきチョコレート・ショップであり、自分へのご褒美として時々、ほどほどに味わうちょっとした贅沢である!
店舗情報:アラン・デュカス ショコラ工房40 ure de la Roquette - Paris 11e営業時間:火曜日~土曜日、10時~19時
ピエール・モネッタ