2016年にパリに上陸して以来、バチールのアイスクリーム・パーラーは冬でも空いたことがない。この2つのアイスクリーム店には常連客がおり、そのアイスクリームの特産品であるレバノン風アイスクリームが成功の鍵の1つとなっている。もうひとつの成功の鍵は、バチル家の気前の良さだ。大きなアイスクリームは本当にとても大きく、5、6スクープのアイスクリームに相当すると警告される。5.8ユーロで、ピスタチオをかければ8.30ユーロになる。しかし、私たちはいくつかの味を試してみたいので、大きさに躊躇している。
「アイスクリームの大きさに関係なく、好きなフレーバーを好きなだけ食べてください!そうしてくれという店員のアドバイスで、Mサイズのアイスクリーム2個に決めた!ひとつは定番のストロベリー、バニラ、ピスタチオ。もうひとつはスペシャリテのアチャタで、他のものより少し高いが、ピスタチオのコーティングが含まれている。これはミルククリームとオレンジの花で作ったアイスクリームを砕いたピスタチオでコーティングしたもので、レバノンの伝統的なデザートであるムハラビエを思わせる。
アイスクリームは繊細でとろけるような食感だが、生クリームを使わず、ミルクとキオス・マスティックという天然のピスタチオ樹脂で作られている。店にも書かれていない小さな秘密だ。
バチールのフレーバーは、バニラ、ミルクチョコレート、ストロングチョコレート、コーヒー、アーモンド、ピスタチオのほか、ミルクフラワー、バラの花びら、レモン、ブラックベリー、イチゴ、アプリコットなどがある。600mlで15ユーロ、1リットルで28ユーロから。
バチールのアイスクリームは、美味しくてボリュームがあり、ピスタチオのコーティングが違いを生み出している。