イル・ド・フランスの交通網は、間もなく登場する グラン・パリ・エクスプレスだけでなく、より近代的な新しい列車の導入により近代化が進んでいる。特にRER NGがそうだ。
RERNG(Nouvelle Générationの略)は、「 イル・ド・フランス・モビリテがネットワークの快適性、定時性、アクセス性を向上させるために実施した近代化の努力と意欲的な政策」を体現しているとイル・ド・フランス・モビリテはホームページで説明しています。
読書や仕事に便利なLEDの自然光、300個のUSBポート、夏場のエアコンなどを備えたRER NGは、2023年の秋に最初の乗客を迎える予定です。しかし、この新型車両の導入が進むと、 RERのどの 路線が影響を受けるのだろうか。
RER NGが導入されるのは、 D線とE線だけです。RERのE線では、すでに夜間走行試験が始まっている。今後、当局の認可を経て、2023年10月からE線で 順次営業運転が開始される。
RER D線では、スケジュールが異なっている。 2023年5月に乗客なしの日中走行試験を開始する予定だが、RER NGの最初の列車は、2024年の第2四半期から乗客を乗せて運行される予定である。
イル・ド・フランス・モビリテスは最終的に、R ER E線とD線に 255両のRER NG列車(D線は7両編成の長編成130両、E線は短編成125両)を導入する予定である。