パリのオペラ・ガルニエとオペラ・バスティーユ:長期改修のため間もなく閉鎖?

発行元 Cécile de Sortiraparis · 写真: Julie de Sortiraparis · 掲載日 2024年10月29日午後05時15
老朽化した建物、しばしば緊急に行われる修繕:オペラ・ガルニエとオペラ・バスティーユは大規模な改修が必要である、とCour des Comptesは最新の報告書で述べている。その結果、パリの2つのオペラ座は数年間閉鎖される可能性がある。

パリ・オペラ座は、首都で最も重要な文化施設のひとつである。ショービジネスや音楽が好きな人はもちろん、歴史や遺産が好きな人も、オペラやバレエが自慢のこのホールをよく知っている。しかし、オペラ・ガルニエとオペラ・バスティーユは、赤いカーテンと金箔の陰で、同じ輝きを放っているわけではない......。

2024年10月24日、パリ国立オペラ座の経営と会計を分析した報告書が会計監査院から発表された。公的機関の結論は明確である。2つのオペラ座は急速に老朽化しており、大規模な改修工事が必要である。

その報告書の中で、Cour des Comptesは、現在までに実施されたメンテナンス作業は、建物を良好な状態に保つのに十分ではないと説明している。財政当局は、「バスティーユでは、32年間大規模な改修工事が行われることなく活動してきたが、改修工事('grand carénage')が緊急性を帯びてきた」と述べている。ガルニエ宮も同様で、 「数十年間大規模な改修が行われていない公共スペースに劣化が見られる」という。さらに、いくつかの調査や診断によって、ガルニエ宮とその舞台エリアの近代化の必要性が浮き彫りになっている」。

フランス国立会計監査院によると、オペラ・ガルニエとオペラ・バスティーユは、舞台機構や一般公開エリアの大規模な改修工事、屋根の防水工事、舞台装置の近代化などを行う必要がある。この緊急工事の費用は1億9600万ユーロで、2024年から2030年にかけての費用となる。

報告によると、改修工事を完了させるため、2つのオペラハウスは近い将来閉鎖を余儀なくされる。パリ国立オペラ座は現在、市民を引き続き迎え入れながら工事を進めるための具体的なシナリオを検討している。「2つの会場のうちどちらかを常にオープンさせるため、交互に閉鎖する。ガルニエは2027年7月から24ヶ月間、バスティーユは2030年7月から24ヶ月間」。

今のところ、文化機関は劇場を閉鎖する計画を発表していない。

実用的な情報

所在地

8 Rue Scribe
75009 Paris 9

ルートプランナー

アクセス
メトロ:オペラ駅(3、7、8番線)、オーベール駅(RER A線)

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