ジャン=ポール・エヴァンのティールームを懐かしむなら、娘のマノンが父の料理とデザートを復活させた初のレストラン・ティールーム「カフェ・パヴァーヌ」をオープンさせたことを知ったら、きっと満足するだろう。父と娘が絶え間なく協力し合う、このグルメな場所を発見しに行こう。リュクサンブール公園をぶらぶらするなら、ここは自分へのご褒美にぴったりの場所だ。
2019年10月にオープンする朝食メニューには、彼の父親が サントノーレ通りのティールームで出して いたピロシキ、ブリニ、クリビアクなどが含まれる。メニューにはロワイヤンズのラビオリ、キッシュ、クロック、ミックスサラダもある。 エバン邸のサントノーレ通りのティールームで長年シェフを務めていたシェフが腕を振るうのだから当然だろう!
しかし、カフェ・パヴァーヌの主役はもちろん、1987年にフランス最優秀職人賞を受賞したショコラティエ、ジャン=ポール・エヴァンによるペストリーである。彼の幅広い作品の中から、マノンが厳選したものが販売されている。
プラリネクランチとベネズエラ産ダークチョコレートのムースの上にトンカ豆のクリームをのせた トンカ 、ロンシャンのプラリネ、ダークチョコレートのガナッシュをマジパンで覆った有名なポム・ド・テール(ジャガイモ)から選ぶことができる。
彼はショコラティエとして修業を積んだが、アーモンドとピスタチオ入りのメレンゲ「プリンセス・ピスターシュ」、雲よりも軽いチーズケーキ「マザルトフ」、栗のクリームとアーモンドクリームのバーをショートクラスト生地で包んだ「トリノ」など、チョコレート以外のペストリーも私たちを待っている。柚子風味のピスタチオ・アイスクリームと薄いミルク・チョコレートの層に、フランボワーズのクーリが添えられている。
カフェ・パヴァーヌは月曜日から土曜日まで、午後12時から午後7時半まで営業している。私たちは午後3時に終わるランチサービスの後に到着し、ティールームに腰を落ち着けた。ミルフィーユ、ポテト、ホットチョコレート、そして紅茶だ。
マノンは来たときよりも早く出て行き、ほとんどすぐにお菓子を持って戻ってきた!好奇心旺盛な私たち二人のために、マノンはミルフィーユを半分に切ってくれた。甘すぎず、ペロリと食べられる。ピスタチオの香りも控えめで、クオリティの高さがうかがえる。ポム・ド・テールに関しては、これは ジャン=ポール・エヴァンの代表的なお菓子のひとつで、マジパンが好きな人だけが食べるべきものだ!
ホットチョコレートは 1分で泡立てるので、準備に少し時間がかかる...。作り方を知ることはできないが(家族の秘密)、マノンは全乳とたくさんのスパイスを使っていると教えてくれた。口に含むと、ボディを支えるクリーミーなホットチョコレートとは打って変わって、かなり軽い飲み物だ。ホットチョコレートの口当たりの強さと丸み、そしてあまり甘くないところが気に入っている。
わずか16人の小さな部屋は、通りが少々賑やかでも、静けさを約束してくれる。カプチーノ、 Laï T'chaの紅茶、Jean-Paul Hévinのホットチョコレートなど、このような素晴らしいメニューと美味しい飲み物があれば、言うまでもなく、この店はソルボンヌ大学の学生や、 ジャルダンを散歩した後のウォーカーたちのお気に入りになるだろう!
要するに、パリのティールーム ・リストに加えるべき新しい住所である。ただし、カフェ・パヴァーヌは ジャン=ポール・エヴァンのブティックではないので、チョコレートボックスやテイクアウトのペストリーを探しに行く必要はない。ゆっくりくつろいで、楽しんでください!
所在地
カフェ・パヴァーヌ
22 Rue de Vaugirard
75006 Paris 6
料金表
le café : €2.5
le gâteau : €4 - €8
le cappuccino : €4.5
le thé : €5 - €13
le chocolat chaud : €6.8
公式サイト
cafepavane.fr
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営業時間:正午12時~午後7時30分(月曜~土曜