トップ・シェフ2014のファイナリスト、ティボー・ソンバルディエが、地下鉄ピレネー駅からすぐの彼のレストラン「Mensae」にあなたを招待する。ソンバルディエがシェフを務める美食レストラン「アントワーヌ」ほどスターが集う店ではないかもしれないが、同じくらい美味しく、手頃な値段だ。
メニューを見てみよう。日替わりランチ、前菜-メイン、メイン-デザート(19ユーロ)、各種タパス、シェア料理(フィレ・ド・ブーフや本日の魚料理)、そして私が選んだ36ユーロのメニューがある。
メニューはシンプルかつ効果的で、前菜3品、メイン3品、デザート3品があり、どれも食欲をそそる。
私が選んだのは、フライパンで焼いたカタツムリとマッシュルームとパセリのムース、ニンニク風味(13ユーロ)で、泡立つ緑の毛布の下でカタツムリがとろける不思議な料理だ。
こちらも楽しみにしていたVelouté de racines, magret de canard et noix de cajou(13ユーロ)は残念だったが、それはまた別の機会に。
モルモット肉のロースト(21ユーロ)にはクリーミーなリゾーニ(鳥の舌)が添えられ、ミモレットチーズがトッピングされている。モルモットの肉汁は最後の一滴までソースに使われている。
鱈のコンフィ(22ユーロ)には、まだ少し歯ごたえの残るロースト野菜と黒いアイオリも添えられている。
デザートには、ティボー・ソンバルディエの定番メニューのひとつ、チョコレート・プラリネ・ムース(9ユーロ)を。シンプルなチョコレートのデザートという印象以上の喜びを与えてくれる。そして、そば粉のアイスクリームを添えた洋ナシのポシェット(9ユーロ)もある。