今日は、首都で最も人気のある地区のひとつでありながら、最も魅力的な地区のひとつでもあるベルヴィルの高台に登って、レストラン「カルティエ・ルージュ」ですでに指揮を執っているレストラン経営者 ロレーヌ・ソウディーユが2019年にオープンしたレストラン「クー・ド・テット」をご紹介しよう。
ロレーヌ・スールディーユは、元魚屋だったこの居心地の良いビストロをオープンさせた。店名は、ジャン=ジャック・アノー監督の優れた映画『Coup de Tête』から取ったもので、パトリック・ドゥエールは、昔この地区の通りを歩き回っていたかもしれない、紛れもない(イケメン)顔をした俳優である。
青いタイル張りの床、黄色いバンケット、晴れた日には 小さなテラス席もある。ムーリス、トリアノン宮殿、ジョルジュ5世、ジョエル・ロブションのアトリエで働いたシェフ、ハイメ・コルゾ・レモスは、そうではないと言うだろう。
クー・ドゥ・テット』では、コロンビア出身のシェフが、前述の高級厨房で学んだテクニックに加え、祖国コロンビアを彷彿とさせる独自のタッチを加えたビストロ・スタイルの料理を提供している。
ランチタイムのメニューは、前菜4品、メイン4品、デザート4品。季節の食材に重点を置いた、私たち好みの小さなメニューだ。しかも、ランチタイムのメニューはとてもお手頃で、前菜/メイン、メイン/デザートが15.50ユーロ、子供用メニューが10ユーロ。
私たちは、ツブ貝のマヨネーズ和え(9ユーロ)、 ホワイトアスパラガス(9ユーロ、今シーズン初物!)のパルメザンクリーム和え、自家製フォアグラのビターココア和え(12ユーロ)、マンゴー(これもオリジナル)のスライス添え(記念に)を注文した。
メインディッシュは、迷いに迷ったが、結局、クリーミーでパンチの効いたタイガー・レチェを添えたセビーチェ(15ユーロ)と、ボリュームたっぷりで濃厚、独特な風味のタイ風イカと海老のスープ(17ユーロ)に決定。
そして最後に、低温で長時間煮込んだ豚ロース(16ユーロ)とタイム風味のポテト。完璧に調理された柔らかいロースは、文字通り口の中でとろける。
自然派ワイン「レーズン」のラベルが貼られたワインリストには、亜硫酸塩無添加のオーガニックやバイオダイナミックの赤ワインや白ワインが並んでいる。
一方は、ピリッとした柔らかいレモンのスポンジケーキ(8ユーロ)、もう一方は、クー・ド・テのカルト・デザート、トンカ豆のポット・ド・クリーム(7ユーロ)。
ベルヴィルの高台に、 温かく、気前がよく、グルメで、得点の高いレストラン、クー・ド・テが誕生した!
所在地
クー・ド・テ
107 Rue de Belleville
75019 Paris 19
料金表
Menu midi : €15.5
公式サイト
www.coupdetete-belleville.fr
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ランチ:正午12時~午後2時30分(日曜、月曜を除く) ディナー:午後7時30分~午後10時30分(日曜、月曜を除く)