2018年、Drouantの指揮を10年以上執った後、シェフのAntoine Westermannは Gardinier兄弟(ミシュランで2つ星を獲得したLe Tailleventのオーナー)に事業を譲り、モンマルトル山頂に佇む自身の 鳥料理レストラン Coq Ricoに身も心も捧げることになった。
前世紀初頭から、コレット、ジュール・ルナール、アラゴン、ジャン・ジオノ、オクターヴ・ミルボーなど、権威あるアカデミー・ゴンクールの会員たちの晩餐会を主催し、毎年有名な文学賞の授与式も行われてきたパリの名店、ドルーアンにとって、これは新たな一歩となる。
復興が一段落すると、今度はベンチやメニュー、そしてドルアンのイメージに 埃を払う時が来た。昔ながらのエレガンスとジャジーな雰囲気はそのままに、メニューは フレンチ・ガストロノミーの偉大な古典の数々を提供しながらも、見事にアップデートされている。
前菜2品、メイン2品、本日のデザート2品、または季節ごとに変わるレストランの常設メニューから選べる。
アラカルト料理の誘惑に身を任せるのが一番だが、フランスの美食はうらやましいものだ。前菜には、豚肉、鶏肉、鴨肉の上質な詰め物をした 3種の肉のパテ・アン・クルート(19ユーロ)、バターとパセリのサバイヨンで炒めたカエルの足(22ユーロ)がある。クラシックだが楽しい前菜2品だ(もう少し味付けが濃くてもよかったかもしれないが)。
鶏肉とザリガニのヴォル・オー・ヴァン・ア・ラ・フィナンシエール(36ユーロ)、甘鯛のフリカッセ(37ユーロ)、シラー・ジュース、マッシュルーム、ヴァントレーシュ(極細マッシュポテト添え)がテーブルに運ばれてきた。ボリュームたっぷりの2品、2つの成功だ。
デザートは、柑橘系のフルーツと金柑の砂糖漬けをラム酒にアレンジしたようなババ(16ユーロ)と、ブルボンバニラと半塩バターキャラメルの ミルフィーユ(18ユーロ)。
パリの伝説的存在であるドルーアンは、今もなおその姿を変え、私たちを驚かせてくれる!
開催日および開催時間
より 2024年12月17日
所在地
ドルーアン
18, place Gaillon
75002 Paris 2
料金表
Desserts : €11 - €18
Entrées : €16 - €39
Plats : €24 - €49
Menu Gaillon : €46
公式サイト
drouant.com