ヨーロッパ文化遺産の日」は、1984年にフランス文化省によって創設された年中行事で、現在はヨーロッパ全土に拡大している。伝統的に9月の第3週末に開催されるこのイベントは、文化遺産の豊かさと多様性に対する人々の意識を高めることを目的としている。この期間中、 歴史的建造物、美術館、博物館、資料館、庭園、 遺跡など、普段は一般公開されていない場所や めったに訪れることのできない場所が、無料または割引料金で開放される。隠された宝物を発見したり、ガイドツアーやワークショップ、レクチャーに参加したり、さまざまなイベントに参加したりするまたとない機会です。
パリで開催される「欧州文化遺産の日」は、首都パリの類まれな歴史的・文化的遺産を発見する機会である。エリゼ宮、ヴェルサイユ宮殿、国民議会、 国会議事堂などの一流施設もそのひとつだ。 ルーブル美術館、 オルセー美術館、ポンピドゥーセンターなど、パリの美術館の多くもこのイベントに参加し、入場無料や特別ツアーを提供している。また、アーティストのアトリエや劇場、プライベート・ガーデンなど、 一風変わった会場もオープンし、来場者はあまり知られていないパリの魅力を発見したり、情熱的なプロフェッショナルに出会ったりすることができる。
Épinay-sur-SeineにあるCentre départemental d'archéologieは、歴史と考古学の愛好家にとって必見である。セーヌ=サン=ドニに位置するこのセンターの使命は、地元の考古学的遺産の研究、保存、普及にある。年間を通して、先史時代の発掘から中世の遺跡まで、この地域の歴史をたどる常設展と企画展を開催している。また、学校や一般市民を対象とした教育ワークショップも開催され、考古学者の仕事に実際に触れることができる。ヨーロッパ遺産デーの期間中、センターでは収蔵庫や研究室のガイドツアーを行っており、考古学的遺産の調査・保存の仕事について興味深い見識を得ることができる。
2022年6月に始まったサン・ドニ・バシリカの考古学的作業現場を、考古遺産局の写真家エマニュエル・ジャコが案内する。
セーヌ=サン=ドニ県、サン=ドニ考古学ユニット、国立考古学予防研究所(Inrap)の考古学者たちが、この類まれな建物と中世を通じてそこに埋葬された人々の歴史を根気強く解明している。 2024年9月21日~22日 終日
開催日および開催時間
から 2024年9月21日 へ 2024年9月22日
所在地
エピネイ県考古センター
5 Route de Saint-Leu
93430 Villetaneuse