この地区の住民や労働者たちは、パティオ・オペラを知り、その噂を広めている。パティオ・オペラ」は、その控えめなファサードの裏側に、ユニークで内密な本物の オープンエア・リビング・スペースがある。夏は、広々としたパティオで、穏やかで涼しく、見物客はカクテルを飲みながら友人たちとアペリティーボを楽しむ。しかし冬は、オーナーのヴァレリー・サース=ロヴィチがこの場所を一変させる。
青い空と太陽はもうない。雲と寒さを防ぐため、パティオ・オペラには 仮設の取り外し可能な屋根が設置され、光は入るがゲストが震えることはない。 イタリア料理とコルシカ料理にインスパイアされたメニューは、もうすぐ晴天が戻ってくることを思い出させてくれる。
有機野菜や持続可能な野菜、動物愛護を尊重するフランスの農家から仕入れた肉、生パスタ、 自家製 フォカッチャやパンなど。
クレソンのピュレと季節の野菜のピクルスを添えた 自家製ウサギのテリーヌ(15ユーロ)、オッタンタ産の オーガニック・ブラータ(17ユーロ)など、私たちのテーブルに並んだアンティパストも楽しい。 イタリアン・レストランでこの定番料理に勝るものはないが、期待を裏切らない。シチリア産オレンジのシュプレームとケールのクリスピーが添えられており、噛むとすぐに舌の上で魔法のように消えていくようだ。
店内で オーガニックの未精製の小麦粉から作られる生パスタは、私たちの関心を引くのに十分な品質を示している。イノシシのラグー煮込みのパッケリ(25ユーロ)は非常に心地よい。鴨の胸肉とモモ肉を鉄板でさっと焼いた一品もあり、セロリ、マッシュルーム、シロップ漬けの鶏肉ソースが添えられている。
イタリア産ヘーゼルナッツのミルフィーユ、ヘーゼルナッツクリームとノッチョラータ添え(10ユーロ)と、コルシカ産栗のムース(10ユーロ)、洋梨のかけら、フィリップ・フォールの山羊乳アイスクリーム、70%のチョコレートソース添えだ。
グラン・ブールヴァールの喧騒から目と鼻の先にある、静けさと喜びの泡。
開催日および開催時間
より 2024年11月21日
所在地
パティオ・オペラ
5 Rue Meyerbeer
75009 Paris 9
アクセス
メトロ・オペラ
公式サイト
www.lepatio-opera.com