マレ地区の中心、ブラン・マントー通りにひっそりと佇むビストロノミック・レストラン 「ボンバンス」は、いたずらに満ちている。大きなピクチャーウィンドウのあるウォーターグリーンの間口の奥には、3人の友人たちがいる。ダイニングルームにいるルイと ポール、そしてガストロノミーと ミシュランの星付きレストラン、ル・グラン・ヴェフール、ル・ランカスター、ラ・レガラードで働いた経験を持つシェフのギョームだ。後者の2人はフェランディのベンチで出会った。私たちはドアを開けて飛びついた。
すぐに気に入った。季節の郷土料理、できるだけ生産者の近くで調達した地元の 食材、手頃なランチメニュー(前菜/メイン/デザートで24ユーロ、フルメニューで28ユーロ)、頻繁に変わる短いメニュー。
フランスの伝統料理(子牛の胸肉、ポルチーニ茸、フォアグラの見事なパテ・アン・クルート、16ユーロ)と、植物への讃歌(野菜とピクルスを千差万別に盛り合わせたカラフルなベジタリアン・プレート、18ユーロ)が交互に並ぶ魅力的なメニューだ。
臓物もメニューの一部で、この豚のトロッターの極悪プレッセと赤キャベツとビネガーのサラダ(14ユーロ)や、この店の看板料理である スイートブレッド(42ユーロ)は、モリーユ、モリーユのソース、黄ワイン、ジャガイモのミルフィーユ添えで、どれもボリューム満点。夏を忘れさせ、秋の味覚を再発見させてくれる一品で、季節の最後を飾るミラベルのプラムクランブルと同じだ。
飲み物に関しては、このレストランは自然派志向のフランスワインを中心に扱っているが、それだけではない。他と同じように、すべてが真実味を帯びている。笑顔がこぼれる 素晴らしい発見。