黄色、緑、オレンジの葉が歩道に散乱し、朝にはそよ風が通りを震わせ、季節の味を再発見して丸くなりたいという抑えがたい欲求をもたらす。
ラ・レゼルヴ・オテル&スパの 2ツ星レストラン、ル・ガブリエルはこの気持ちを理解し、シェフ、ジェローム・バンクテルの指揮のもと、12月中旬までの期間限定で狩猟肉とジビエのメニュー 「羽毛と毛皮の旅」を発表する。
羽毛と毛皮に覆われた、フランスの田園地帯に生息する最高級の獣たちが、この ユニークな6品コースメニューに登場する。キジ、マガモ、ヤマウズラなどがメニューに並び、バンクテル・シェフの代表料理のひとつであるウサギのアラ・ロワイヤルも用意されている。
近年、狩猟が批判の対象になることが多いが、ガブリエルで調理されるジビエは、個人の狩猟や認可を受けた業者から仕入れたものであり、これはクリーンな調達の証である。また、狩猟肉は最も脂肪分の少ない肉のひとつだが、力強く際立った風味が豊かで、洗練されたフルボディであることも忘れてはならない。
力強さと繊細さ、 素朴な味わいと入念な下ごしらえの間で、ガブリエルのメニューのジビエ料理には、バンクテル流の絶品ソースと、セップ、チャード、グリーンキャベツ、セロリ、アルバ産白トリュフなどの季節の野菜が添えられている。しかし、シェフのジェローム・バンクテルは、ブルターニュへの変わらぬ愛情を隠すことなく、海の風味で幕を開け、キグ・ハ・ファルツとリボットのミルクを添えた見事なヤマウズラ料理で締めくくる。
見事なメニュー。
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Menu
羽毛と毛皮を追って
アワビとレンズ豆の温かいサラダ、キャビア添え
雉鶏のラビオリ、チャードとアルバ産白トリュフ
マガモ、グリーンキャベツ、セロリのトリュフソース
ペルドロー・グリ、リボー・ミルク、キグ・ハ・ファルツ
ボース・ヘアー・ア・ラ・ロワイヤル、そば粉のシュペッツレ
キウイ・ゴールド、ヘーゼルナッツ・プラリネ、グリーン・シャルトリューズ
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田園地帯を散歩しているような、心地よく 包み込まれるような、崇高なメニュー。
所在地
ラ・レゼルヴ・パリ - ホテル&スパ
42 Avenue Gabriel
75008 Paris 8
アクセス
フランクリン・D・ルーズベルト(1~9行目)
料金表
Menu en 6 services : €348
公式サイト
www.lareserve-paris.com