エリゼ宮から目と鼻の先の8区に、2つ星レストラン「ラ・シェーヌ・デュ・プリンス・ド・ガレ」のシェフだったステファニー・ル・ケレックが、自身初のレストラン「ラ・シェーヌ」をオープンした。
この新しくシックで洗練されたレストランは、美食家たちに美味しい食事のためのいくつかのオプションを提供している。バーでは、バーテンダー、クリストファー・ガリオーネの案内でカクテルをどうぞ。階では、ランチタイムに美味しい日常料理を楽しむことができる。
階段を数段降りると、そこは神秘的な魅力を持つ真鍮の空間。シンプルで、まるで船かオリエント急行の客車に乗っているかのようで、ステファニー・ル・ケレックが案内する料理の旅に出る準備が整っている。視線の先には、オープンキッチンでシェフが腕をふるう料理が見える。
私たちの旅は、2つの「軽食」から始まる。軽くトリュフをかけた フォアグラのタルトレット、赤いポートワインのゼリー添え、そして牛肉、アボカド、クリスピーコーンが 入った小さな マリネタコスだ。最高の縁起の下で始まるランチだ。
ホタテのフライパンに 白トリュフのスライスをのせ、セロリとウニのグラニータを添える。
続いて、ビガラディエとセロリで蒸したターボと、ハリッサとカリフラワーで艶出しした スイートブレッド。目でも舌でも楽しめる素晴らしい2品だ。
パティシエのピエール・シラクが考案したデザートに移る前に、モン・ドールとグラニー・スミス・アップルのグラニータに小さなタジェットの葉をトッピングしたスプーンを誘惑される。
マダガスカル産バニラには アイスクリーム、タヒチ産バニラにはクレームブリュレとプラリネという形で、バニラ、いやバニラがテーブルに運ばれてくる。通にはたまらない。
チョコレートがお好きな方には、グラン・クリュ・ヴェネズエラのチョコレート・ガナッシュと熟成オリーブオイルを使ったチョコレート・デザートがおすすめだ。
通りすがりに2020年のミシュランの星を予感させたが、シェフがこのヴィンテージで獲得したのは1つ星ではなく2つ星だった。これは、必食の美味な作品に対する賞賛に値する。
所在地
ラ・シェーヌ
32 Avenue Matignon
75008 Paris 8
料金表
Menu déjeuner en 3 services : €75
Menu en 4 services : €145
Menu en 7 services : €195
Menu Truffe Blanche : €395
公式サイト
www.la-scene.paris
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月曜から金曜はランチとディナー営業。