2年前にオベールカンプとグラン・ブールヴァールにオープンしたスペインのハンバーガー専門店「ゴイコ」は、 パリ・バーガーウィーク終了後に「2021年パリのベストバーガー賞」を受賞し、すでにその価値を証明している。
レンガと木とコンクリートで装飾された店内には、新鮮なジャガイモの袋がごろごろと転がっていたり、ふっくらとしたバンケットが置かれていたりする。
昨年の受賞に弾みをつけたゴイコは、その栄誉に甘んじることなく、この春、 定番レシピに加え、 6種類以上の新レシピのハンバーガーを発売する。今や欠かすことのできないケビン・ベーコンとケビン・コスナーに加え、 新たにミートバーガー3種と ベジタリアンバーガー3種(うち2種はビーガン)が加わり、あらゆる食欲と食生活に対応できるようになった。
ヴィーガンとベジタリアンのためのハンバーガーでは、ステーキの代わりに、通好みの肉の代用品であるビヨンド・ミートのベジ・ステーキか、ベジ・チキンが使われる。
例えば、枝豆、ブロッコリー、クスクスとライスをベースに、ヴィーガンチーズ、揚げナス、キャラメリゼオニオン、トマト、バタビアレタス、ヴィーガン雑穀パンをのせた「エダマミータ」や、野菜パン粉をまぶしたチキン、ヴィーガンチーズ、グリルピーマン、オニオンアラプランチャ、バタビアレタス、ヴィーガン雑穀パンをのせた「チクタリエンヌ」はいかがだろう。ご覧の通り、ここでは味に妥協はない。
この日は肉食気分だったので、ゴイコの他の新メニューを選んだ。 まずは、 パリのバーガーショップでは定番となっている スマッシュ・バーガー(14.90ユーロ)。 とろけるチーズと100gのステーキが2枚、完璧なまでにスマッシュされた肉はとてもボリュームがあり、ゴイコのスマッシュは私たちを納得させた。
マドリッド・バーガー(15.40ユーロ)も、伝統的なハンバーガーではあるが、とてもやんちゃだ。カラメリゼしたトマト、グリルした玉ねぎ、チェダーチーズ、ガーキン、上質の牛ひき肉が入った、ゴイコの原点への素敵なオマージュだ。ブーム・ボール(8.40ユーロ)は、ゴーダチーズとハラペーニョを揚げた小さなボールで、やみつきになる味だ!