パスタ、そう、でも自家製生パスタでお願いします!有名なサント・アンヌ通りから目と鼻の先、サン=オーギュスタン通りにある多くの アジア系住所の 中に、慎重に隠れている 真新しい 生パスタ・ レストランである。
もしあなたが、グルメな人たちがなぜレストランでパスタを食べるのか理解できなかったとしたら、結局のところ、「家で自分で作れるし、値段の価値はない」のだ。いいことずくめだ!
ローザンヌのホテル学校で修業し、ロンドンやローマの最高級の宮殿で働いていたアーサー・デュメイトが、よりシンプルで家庭的な、そして おそらくより本格的な料理に戻る必要性を感じたのだ。イータリーやカルボニで経験を積んだ後、イタリアに住んでいたときに発見した(そして何よりもむさぼり食った)レシピを最大限に生かすため、自分の名前を冠した最初のレストラン「Sugo」をオープンした。
気取らないレストランだが、アイデアがないわけではなく、 ソースをかけるおいしい 料理を連想させる店名である。食材に関して言えば、デュラム小麦のセモリナ、ペコリーノチーズ、砂糖漬けのトマト、アーモンドをアルプスの向こう側から仕入れないオーナーなど考えられない。モッツァレラチーズに関しては、パリのナニーナから仕入れている!
アラカルト・メニューでは、 5種類のパスタ・レシピが常備され、定番中の定番だが、アーサーの幼なじみで厨房を担当するヴィクトールが真心を込めて作る。カチョ・エ・ペペ(13ユーロ)、スーゴ(10ユーロ)、ペスト(14ユーロ)、そして私たちが試したのは、ラグー入りの繊細なパスタ(15ユーロ)と、パンチのあるグアンチャーレ、ペコリーノ、トウガラシ入りのパスタ・アマトリチャーナ(13ユーロ)。
しかし、もしあなたが パスタ・アッラ・カルボナーラ愛好家なら、アラカルト・メニューで週に一度(火曜日。食欲旺盛な人は、伝統的なカポナータ(茄子、ズッキーニ、トマト、ケッパー入り)(10ユーロ)などの前菜に誘惑されるかもしれないが、生パスタはそれだけで食事になる。
ワインか イタリアン・レモネード(4ユーロ)を飲んだ後、少し余裕があれば、甘さ控えめのシチリア産ピスタチオ・クリームを添えた新商品のヘーゼルナッツ・ケーキに目くじらを立ててはいけない。また、ティラミスも甘党を満足させるに違いない。
確かなのは、Sugoはすでにパリのサント・アンヌ通りの角で、 必ず訪れるべきスポットとしての地位を確立しつつあるということだ!