ル・フィガロ紙によると、パリのヴォージュ広場にある有名な三ツ星レストラン、ランブロワジーで 移行が始まった。クリストフ・モレが9月からベルナール・パコーに加わり、この名高い美食の殿堂を徐々に引き継ぐことになる。
76歳の有名シェフ、ベルナール・パコーは、会社の3分の2以上を投資家のウォルター・バトラーに売却した。クリストフ・モレは素晴らしい経歴を持ち、挑戦する準備ができている。彼は1990年にデュカスのギャラクシーに加わる前に、ブルーノ・シリノやジャック・マキシマンなど、ガストロノミー界の名だたるシェフのもとで研鑽を積んだ。ルイ-XV」(3ツ星、モナコ)で働き、「スプーン」と「プラザ・アテネ」(3ツ星、パリ)で働いた。その後、ラセールとシャングリ・ラ・パリに移り、ラベイユ(2ツ星)とラ・バウヒニアに8年間在籍した。
ベルナール・パコーが1981年に創業したランブロワジーは、1986年以来3ツ星を誇っている。ブルターニュ出身のパコーは、ラングスティーヌのフイヤンティーヌ、カレー風味、スズキ、アーティチョークのミンチとキャビア、チョコレートタルトとバニラアイスといった定番料理を生み出し、素晴らしいキャリアを築いてきた。製品の品質と究極の味を追求する彼の姿勢は否定できない。
2年間、モレとパコーは二人三脚で働く。移行は徐々に行われる。モレに会社を託すことで、「自分のライフワークを永続させたい」というパコーの願いと20人の従業員の仕事は、アンブロワジーの卓越性を継続させるという約束でもある。
このキャリアの新たな段階において、モレは "現代フランス料理"の"象徴的なメゾン"に加わることを "喜んで "いる。彼にとって、ランブロワジーは 「38席の小さな、人間サイズの店」であり、ベルナール・パコーの世界を理解するために、引き継ぎの2年間を最大限に活用するつもりだ。
ランブロワジーの新時代が始まる。常連客も新規客も、クリストフ・モレがこのパリの名店でどのような料理を披露してくれるのか、心待ちにしているに違いない。