シェフのミシェルとセバスチャン・ブラス、そしてパティシエのジャン=ジュリアン・フレイドは、3年連続でパリの商取引市場にあるレストラン「ハレ・オ・グラン」でユールログを披露する。昨年はヘーゼルナッツとそば粉を使った「クー・ド・クール」ログだったが、今年はカマルグ産の丸い白米とコルシカ産のクレメンタインが主役だ。そう、私たちは、長い間小麦市場だったこの特別な場所の歴史に、今でも巧みな敬意を表しているのだ。
限定 版のシグネチャー・ログは稲穂の形をしており、ゲストを驚かせること間違いなし。どちらの場合も、この作品は私たちを童心に返らせてくれる。
この作品では、ちょっとした狂気がトリオにライスプディングの再考に取り組ませた。このグルメなデザートの重厚さを敬遠しがちな人も、これは驚くほど軽いバージョンで、ボリュームのあるクリスマス料理を締めくくるのにちょうどいい。
ライスミルクで作ったバニラムースは、ライスプディングのショーケースとして機能する。ライスプディングは甘さ控えめで、ソフトな食感だが、しっかりとした歯ごたえがある。コルシカ産のクレメンタイン・マーマレードが、味覚を目覚めさせ、バニラの甘さを受け入れる優しい苦味で、華やかさと個性を添えている。全体は、軽さを際立たせるパフライスのサクサクした土台の上に置かれている。子供の頃の味を見事に再解釈し、丸太全体を調和のとれたスコアとするサヴォアフェールによって昇華させている。
100本限定のシグネチャー・ログは98ユーロ、クラシック・バージョンは75ユーロ。どちらも8人用で、予約は必須。2024年12月11日から2025年1月1日までの受け取りで、12月1日から電話で注文できる。また、2024年12月4日から2025年1月1日まで、レストランでランチとお茶を楽しむこともできる(1切れ17ユーロ)。