[s]トーマス・ チショルムの素晴らしいレストラン「ChoCho」、サン・ルイ島の「LesFous de l'Ile」、サン・ジェルマン・デ・プレの「LeColvert」、「LeChristine」に続くLes Becs Parisiensは、サン・ジェルマン・マルシェのすぐ近くに、ワインセラー、日本酒セラー、 ダイニングバーの 機能を併せ持つ「 Grain」をオープンした。
その秘密を上手に隠したこの 控えめな小さな バーを率いるのは、通りから見えない地下の静かで落ち着いた部屋が証明しているように、『Mosuke』で働いた経験を持つソムリエのマチュー・ゲランと、『Sur-Mesure』や『ChoCho』で働いた経験を持つシェフのジュリアン・アヴィラだ。前者はワインと日本酒に精通し、赤、白、ロゼのワインリストをデザインした。
マンダリン・オリエンタルの ヘッドソムリエ、ダヴィッド・ビローのもとで修業を積み、フランス最優秀ソムリエのグザヴィエ・トゥイザットのもとでも修業を積んだ彼にとっては、日本酒も同じだ。このデリケートな飲み物をそのまま味わうのも、ジュリアン・アヴィラシェフの料理と合わせて発見するのも、なんと楽しいことだろう。
メニューの固形部分を担当する彼は、週ごとに変わる短い季節メニューを考案した。 地中海料理、北米料理、 屋台料理、ビストロノミーにインスパイアされたレシピを考案している。
今回の訪問では、大根のようにつまめる 焦がしバター風味のクロズン(7ユーロ)、燻製ソースとアイオリに浸した パタタ・ブラバス(9ユーロ)、 セラーノハムの薄切り(16ユーロ)などをご馳走になった、クラブ・サンドイッチ(14ユーロ)、グリルしたオイスター・マッシュルームとスブレッサーデの詰め物、リングイネ(15ユーロ)燻製バターとセージ添え、オリジナル・ウズラケバブ(16ユーロ)バーベキューソースと発酵させた洋ナシ添え、そして締めくくりには、ローストしたカリン(6ユーロ)と酢漬けマスカルポーネのデザート。
もちろん、用意周到に準備された飲み物とともに。サンジェルマン・デ・プレでの素敵な夜のお供に。